岩渕山~感応山付近縦走 ③
確かこれは、上級者向けかもしれんの。下の方まで、切れ落ちとるところもあるんじゃから、いけん。何とか乗りきって、ピーク近くなると、多少ユルみはするものの、今度はロープはなくなりますが、滑る砂地の急勾配。何とか手近にあるものをつかんで、よじ登ります。それにしても、上り下りしていると、いったいここがどこになるのか。
ピークにはときおり、逆三角形の「湯来町地籍図根三角点」とやらが設置されています。そして、それには何やら記号が記されてはいますが、それが地図の上でどこになるのかは、さっぱり分かりません。まぁ、ハイカーとっては役立たず。とにかく、いくつかあるピークには、山頂標示というものがない。まぁ、よくあること。
それでもようやく、三角点のあるピークに到達しました。12時19分。すいぶん歩いたような気がしますが、三角点ということは、781.3ということじゃろうか。まだ、このあたりなんか。地図で確かめると、行程の3分の1ほどじゃ。ま、12時過ぎとるけぇ、ここでひとまず昼飯にしよ。ちょうとエエ具合にあった岩に座って、オムスビを食べること13分間。
狭い山頂は突き出しているので、周囲の風景、南北二方向はよく見えます。東西は粗い林。さて、後半ルートにかかるぞ。さっきから、ところどころに残雪があったんじゃ。歩いていると靴の中に入りこんで冷たいこと。さらにこの先、かなりまとまって残っているところも。そこに、ヒトの靴跡発見。これが助かるんじゃ。
雪で覆われて、道がハッキリせんところも、この踏み跡をたどって行けば、大丈夫じゃろ。下りていくと、馬の背のような両側の切れ落ちた岩場。しかも、ここにも雪がたまっとる。これを避けて通ることはできそうにありません。恐るおそる、何とか乗りきって、前へと進みます。ルートがわけ分からん状態になっているので、とにかく道なりに。
とはいうても、ササヤブの下にある道らしきものをチェックしつつじゃが。そしてようやく、「感応山」が表記されている分岐。正面が山で、右側に谷。ここで、「これが下山ルートじゃの」と思いこみます。そして、時間はかなり遅れとるけど、感応山は行かんといくまい。そう思って、ここは雪のない、急坂を上ります。
ロープはないけど、けっこうハードじゃの。何とか乗り上げると、例の湯来町三角点標示。感応山の山頂標示はないけど、これじゃろ。さぁ、引き返して谷すじを下りるぞ。もう少しじゃと、心軽く進みます。やがて先ほどの案内標示のあった鞍部に戻って、谷を見おろしてみますが、先にテープが見当たらんの。
♎ つづき:岩渕山~感応山付近縦走 ④
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