水越山・490・431縦走 ④
水越山西尾根、これで正解じゃろ。そう判断して、西へと進んできますが、431らしきピークまでなかなか、たどり着くことができません。あの赤テープを最後に、何の案内標示もないんじゃ。とにかく、尾根すじの踏み跡をたどって行くのみ。こうなると、北西へ下りるルートの分岐標示もありそうにないで。
そこで、いちばん西端のピークらしきところに到達したとき、西北へ下りる尾根の盛り上がりを探してみます。それらしき方向に頭を突っ込んでみると、何とか歩けそうな空間が続いているのが見えました。未だ半信半疑ですが、それを下りてみます。しばらくは、まともでしたが、やがて、かなりの急斜面になってきました。
それでも、カン木をつかみながら、九十九折れに続いている踏み跡のようなものを、たどって行きます。そして何とか、その斜面を乗りきると、今度は枯れ沢。だいたい、431ピークからは破線ルートになっとたんじゃが、ま、地形図は、実態と違うことが、ままあるんじゃ。岩や石がゴロゴロして、歩きにくい沢を下りていきます。
やがて、広い斜面になってきたので、もうそろそろ出口が近いかと期待していると、今度は右へ折れて、再び沢下り。この先、滝などないことをの望みつつ・・・。やがてしばらくすると、何やらエンジン音のようなものが聞こえてきました。おっ、道路が近いんかの。それからも、まだもう少し、沢下り。
そしてようやく、道路が見えてきたところで、泥斜面で滑ってしまいます。左ひじ、そして左尻から大腿にかけて、湿った泥だらけに。それでも何とか、「下山口」に下り立つと、その下は、高速道路のよう。地図をチェックしてみると、竹坂トンネル南口の手前。とすると、途中で「分けわからん」状態になったけど、ほぼ予定していたポイントに出たんかの。
じゃが、もう当分、ここは歩きとうないの。ところが、後からもう一度、地図をチェックしてみると、下りたときに左にあった坂を見上げると、作業場らしき建屋の東下じゃったんじゃ。そこには、小川があることになっとる。そして、本来の破線ルートは、その建屋の西側に出ることになっとなんじゃ。こりゃ、もういっぺん、そっちから上り直してみる必要があるの。
と、まぁ、下り立ったときには、それでも一応、「曲りなり」の完了気分で、広島北インター入口バス停をめざすことに。下山口が13時23分じゃったから、13時03分の便には、とても間に合わんかったの。13時59分もどうか分からんけど、それなら、14時10分もあるんじゃ。「まぁ、今日中には、いつか帰れよ」と楽観。
♍ つづき:水越山・490・431縦走 ⑤
« 水越山・490・431縦走 ③ | トップページ | 水越山・490・431縦走 ⑤ »
「可部」カテゴリの記事
- 森山~水越山縦走 ④(2022.04.06)
- 森山~水越山縦走 ③(2022.04.05)
- 森山~水越山縦走 ②(2022.04.04)
- 森山~水越山縦走 ①(2022.04.03)
- 水越山・北山縦走するも森山に至らず ④(2022.03.13)
最近のコメント