虚空蔵山 A~Bコース ③
右側にあったカン木3本ほどにテーピングがあったので、「これで間違いないんじゃろう」と思います。しかし、それから先のテープが、あたりを見回してもない。やがて、その崩落谷は、斜面で途絶えてしまいした。尾根に上れば、道があるかもしれん。そう期待して、斜面をよじ登ってみます。そして、尾根すじに乗り上げ。
かなりヤブっぽい。それでもはじめのうちは、カン木の間を縫って上っていくことができましたが、やがてヤブは鬱蒼。何とかスキを見つけて、歩を進めます。他にルートがあるんかの。それにしても、ここが尾根一番の盛り上がり部分じゃが・・・。とにかく、上方に空が見えるので、それに期待して、歩を進めていきます。
トゲのある木がないのが幸いじゃが、地面を這いつくばったりすることも。それでもやがて、道のようなものが現れてきました。そしてようやく、稜線に乗り上げることに。じゃがまだ、しばらく、カン木の間をすり抜けて歩く状態じゃったんじゃが、だんだんまともな道になってきました。果たしてBコース分岐は、ちゃんとあるんかの。
そんな疑心暗鬼を抱きながら、急阪を上って、山頂に到着したのは、11時33分。至る途中のコブにBコース分岐を発見することができました。さて、登山口からの距離970mで、25分で到達する計画じゃったが、48分かかってしもうた。23分オーバーじゃ。ま、あの難儀なヤブ漕ぎをしたんじゃから、せうがなかろう。
ピークは、粗い林の中、昼飯は、大岩まで下りて摂ることにしよ。3分ほどで大岩のある先端に。ここからの眺めは素晴らしい。南南西に広がる山、深堂山かと思っていましたが、南条山というらしい。そして南東には、田房山から龍王山などがよく見えます。南方の大きな山は、野呂山じゃろうか。
オムスビを食べ終え、ホットコーヒーを飲んで、さぁ、下山じゃ。鞍部に下りて、コブに上りなおすと、Bコース分岐。はて、こっちは難路じゃったかの。あいまいな記憶。まぁ、何とかなろう。やがて、模木階段が続くようになります。道すじはハッキリしているようですが、けっこう急。危ないけど結局、滑りはしませんでした。
上の送電鉄塔の手前左方向への、「県道ルート」の分岐標示。今日は、Bルートを貫くことにします。次の送電鉄塔で、ルートは右へ折れて、しばらくすると、崩落谷へ。ここも道は、ちょっと危ないところもあるけど、何とかつながっています。やがて、Bルート下山口。林道に下り立って、低きへと流れて西へ。
♓ つづき:虚空蔵山 A~Bコース ④
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