広島南アルプスショートコース順縦走 ④
そんなやり取りをするうちに、何となく仲間意識が湧いてきたような・・・。捻れ階段を下りて、これが210段余あるから、カウントしたら位置をつかむことができるでと。そして、草沼道交差点。彼から、この前、押しボタンに気づかず、信号が青になるのをしばらく待っていたとの失敗談。交差点の温度標示を見ると、10℃。
歩いているから、体感温度としてはちょうど良いねと共感。横断歩道を渡って、鬼ヶ城山の取付きへ。それからは、再び黙々。竹林を上って、遊歩道に乗り上げます。まだ、シャシャンボの実は付いてないの。引き続きハイペースなので、ゆったりと探す余裕はあまりありませんが・・・。近道急登ルートをよじります。
鬼ヶ城山には14時02分、前回比-49分。窓ヶ山を指して、若干のダンギ。そして、鈴ヶ峰へと向かいます。下りなので、いつもの「鬼のさんぽ道」へと合流。「上りは急、下りは緩」が信条と説明。やがて、道行地蔵。彼が「きれいに掃き清められていますね」と感想をもらしたので、「信心深い人がおるんじゃろぉね」と返します。
そして、縦走終盤の水分補給のためにと、公園の水道蛇口のありかを教えておきます。さて、東峰への道。上りはじめの急登で不様にも、ちょっとばかりバランスを崩してしまいますが、ま、このくらい何てこたぁない。悪びれることもなく、鉄塔の横を上って、今度は続くユル坂。ときおりある急坂も、今日は弱音を抱かず。
こころの張りを保って、東斜面のラストスパート。たどり着いた東峰。14時40分。前回比-61分。何と早う着いたの。実はこの前回タイムは、帰宅後に比較したもの。かなり速かったと思うとったけど、前回はまだ暑さの残る9月、それに久々のまともな山歩きで、あまり体調が芳しくはなかったんじゃ。
そのため、今年5月のショートコース順縦走と比べてみると、今回とほぼ同じタイムじゃった。ま、このところの難儀気分で、広島南アルプス縦走には臆するところがあったけど、今日でほぼ回復できたの。さてと、ここでお別れ。こちらは、残ったタマゴムシパンをかじったり、温湿計をチェックしたり。
ところが彼は、こちらの下山準備ができるまで、待っていてくれました。バスの時刻が気にかかるはずなのに・・・。さらに、きちんと頭を下げてお礼をしてくれました。はじめのうちは、うっとぉしい奴と思っていましたが、だんだん気心が通じあってきて、黙々とではあっても、一緒に歩きとおしたのは、ひとり歩きとは違う気分じゃった。
♎ :(了)
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