広島南アルプスショートコース逆縦走 ④
そのワッパハイカーとは、山猿ダンギなどで、しばしふれあい。じゃが、食事のジャマをしては申し訳ないので、早めに話を切り上げて立ち去ります。それにしても、このあたりからぼちぼち、脚が音を上げだしてきたの。ひょうたん岩分岐の案内板が復活しているのを確認して、火山ピークへと向かいます。
春日野団地を眺めながら、迫った山頂広場には、道を塞ぐようにたたずむ男性ハイカー。「傍若無人」野郎か、と思いつつも、声をかけて、通してもらいます。時刻チェックして、水分補給をしていると、その男性から、「どちらから」との問い。ここでもシブシブ、鈴ヶ峰から武田山へ縦走中と答えると、感嘆の声。
いつも体力ギリギリの挑戦と応じます。その人は、広島南アルプスを3分割して歩いているとのこと。それに、牛田山・二葉山と併せて、交互に週2日くらい歩くらしい。それなら、やっぱり短い距離の方がエかろぉ。それにしても、その男性、最近山道でコケて、ケガをすることが多くなったので、奥さんから、引退するように迫られているとのこと。
しかし、山で出会う、もっと年上の人たちが頑張っているのを見ると、まだ続けたいとの言。ま、体力と気力はひとそれぞれじゃから、自分で決めるしかないでしょう"nhe"と応じておきました。彼も、武田山へ戻って帰途につくとのことじゃったが、まだ当分、動きそうにないので、暗黙の了解で、先行させてもらうことに。
それでも、気持ちだけペースアップ。そのため途中の下り坂、何に引っかかったか確認はしませんでしたが、躓いて、危うく前のめりに転倒しそうになります。とっさに、左にあった朽ちた倒木の幹の中に手を突っ込んで、スピードをセーブ。何とかバランスをキープすることができました。それからは、やや慎重さを取り戻して下りて行きます。そして、水越峠。
さてと、あとこの難関、弓場ルートをのり切ったら、急登は終わりじゃ。そう自らを叱咤激励して、上って行きます。武田山ピークに着いたのは、14時14分。2組3人ほどの男女ハイカー。ちょっとカスミっぽい、いつもの遠景を左から右へ眺め渡しながら水分補給。さて、下山にかかるぞ。「忍者下り」を慎重に下りて、展望所に。
ここで、温湿計のチェックなどして鋭気を養う。そこからは、ヒノキ林を歩く九十九折れ。とはいえ、もはや脚には相当に堪えるレベ ルに。今回は下道を通って、夫婦スギ。そして、目マトイをうるさく感じつつも、ようやく七久谷尾根ルート。いつものように、下のベンチで完歩祝い。これが、終盤の気持ちを支えとったんじゃ。
しばし休憩するも、今日は時間をカウントせず。その下の切り株・クスリ瓶から、急斜面を谷ルートへ移行して、花みずき台下山口。ヒッツキ種は、まだ大丈夫じゃった。根元の朽ちた標柱が、フェンスの外側に置かれているのを発見。上品な団地を通り抜け、日吉神社横の急坂を下りてようやく、古市橋駅に到着しました。
♈ :(了)
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