龍頭山 掛札~登山口 ②
まぁ、何とかなろう。そう思いつつ、高きへと歩を進めていると、左側に山道のようなものが下りていました。やっぱり、何の案内もないけど、これじゃろ。ひとまず上ってみよう。たぶん間違いなさそうという感じ。そして、その先、道が下がっている手前、山側に、模木階段らしきもの。「これか」と入ってみると、少し先に「龍頭山 11K」の案内板。
よし、ルートにたどり着いたぞ。それにしても、ちょっと、案内不足じゃの。前回下りとったから何とかなったものの、はじめてここから上ったら、この取付きまで、ようたどり着かんかったかもしれんで。そんなことを考えながら、ルートを上って行きます。若干乱れ気味のところはあるものの、概ね、ちゃんとした山道が続いています。
それでも、「龍頭山マップ」の説明どおりの急勾配が続きます。ま、攀じるような岩場やヤブはないので、歩きやすいのは間違いない。息を切らせながら、稜線に乗り上げます。ここからしばし、安楽。そうは言うても、だんだん勾配が再び大きくなってきました。そして、間近に見上げる山頂は、緑の草に覆われて、気持ちよさそう。
もうひと息じゃ。そう、自らの心に拍車をかけて上っていると、女性の声が聞こえてきました。先客かの。たどり着いたピークの東屋には、4~5人の女性ハイカー。あいさつの声をかけると、「独占してすみません」と、腰を浮かそうとするので、こちらで食べるからと断わります。そして、見晴らしの良い、広場の南側に座って、オムスビ。
ユッタリと食べます。リュックに入りこんだ大きなアリを摘み出して、出発じゃ。その前に、例の方位盤で山座同定。自ら歩いたことのある山々は、だいたい分かるで。いつかそのうち、西の山や北の山々も歩いてみたいもの。そんなことを考えながら、下山にかかります。女性陣は話に夢中なようなので、ひっそりと後半コースに。
急なモギ階段を下りていると、平たい鈴の音を響かせて上ってくる清楚な女性ハイカーがひとり。あいさつを交わして、「今日は天気が良くて良いですね」と共感。それからも、先の方に、何やら鈴の音のようなものや話し声のようなものが聞こえましたが、出会うことなし。どうも、錯覚じゃったらしい。
♉ つづき:龍頭山 掛札~登山口 ③
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