龍頭山 駒ヶ滝~掛札 ②
さてと、バス停から県道を北へと歩いていきます。途中で、目の前をヤマドリが横切るのどかさ。駒ヶ滝登山口へ向けて、田の間をぬける道を進みます。法面には黒いヤギがたたずみ、民家の軒下には、トキの声を上げるニワトリ。案内板に従って進んで行くと、駐車場のある遊歩道入口に。ここから、やや勾配が大きくなってきました。
地形図には、いくつか道路が描かれています。どうも別荘用地らしいのですが、鬱蒼とした林。ちょっと道を取り違えかけますが、なんとか軌道修正。まもなく、滝見コースと呼ばれているルートに。いよいよ本格的な山道かと思っていると、ところどころ歩きやすいモルタルの舗装も。但し、勾配はけっこうなもの。
やがて、観音像と町目は「1」をカウント。山頂までじゃないんじゃの。そんなことを思っていると、駒ヶ滝分岐。ほぅ、登山ルートとはズレとるんじゃの。ま、それでもこれは見ておかにゃぁなるまいて。じゃが、案ずるほどには離れておらず、すぐそばじゃった。なるほど、シャワーのように落ちてくる水。滝壺はないの。真夏なら、打たれるかもしれん。
さてと、あんまり悠長にしてはおれんのじゃ。そう考えて、早々に分岐に戻って、若干荒れ気味の山道を上って行きます。すると、滝の上流の沢に出てきました。すぐそばには、林道の駐車場。なるほどこれが合流点か。その先の小さな沢を渡って、「前龍頭」への欠けた案内板の示す方へと向かいます。しばらく、歩きやすいユル坂。
ところが、前方に「観音坂」の標示。おっ、ここからは急坂かの。そう思いながら進んで行くと、やがて模木階段に。もちろんけっこうな勾配。こりゃ、山頂稜線が近いんかの。じゃがそれからも、長かったの。それでも何とか、展望所に。エエのぉ。見晴らしが最高。はじめてくる場所なので、山座同定はしにくいけど、適当に見当。
さてと、進行方向を見上げると、青空が見えます。おっ、もうすぐ前龍頭かも。そう思ったとおり、836mピークに到達。じゃが、あんまり展望が効かんの。さぁ、進むぞ。ここからは、ユルい稜線道。交通機関の音もまったくせん自然の中を歩きます。とは言うても、この山道はヒトが造ったもんじゃが・・・。
少し乗り上げて、中龍頭878m。ここも、取り壊した展望所のようなものが残ってはいますが、見晴らしはあまり良いとはいえません。そして、龍頭山方向を眺めてみると、少し向こうにそそり立つピークと東屋。あれか。地形図をチェックすると、20mほど鞍部に下りて、そこから80mほど上ることになっています。
♐ つづき:龍頭山 駒ヶ滝~掛札 ③
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