吉松山・白岳山時計回り縦走 ④
じゃが、けっこうキツいの。しかも、ガレ場で足元は滑りやすいと来たぁ。それが、勾配も大きくなりつつ、次から次へとロープが代わるがわる続いています。ところが、その途中でふり返ると大展望が広がっていました。蒲刈から野呂山、そして、歩いてきた吉松山から灰ヶ峰、休山方面まで。素晴らしい。
そうか、石ころだらけの急斜面じゃからか、ここには森がないんじゃ。それからもしばし、ロープのぼり。先日の『日本百名山』の解説では、クサリやロープに全面的に頼らず、それは補助的に使って、基本的には脚力でとのアドバイス。それに従わむとしますが、けっこう、ロープに頼らざるを得ない局面も。
それにしても、西の山々は白うなっとるで。そんなことを思っていたら、小雪が吹きつけてきました。それでも何とか、山頂稜線に乗り上げます。ところが、そこからもしばしの道程。やがて、この前の記憶に新しい、白岳山山頂広場に到着しました。周囲は森のため、展望はまったくありません。三角点をチェックして、来し方をふり返ってみます。
すると、上ってきたルートが判然としなくなってしまいました。「堰堤」の案内があります。おかしいの。逆コースに挑戦するかもしれんが、まぁ、そのときはそのときじゃ。それより、ここで昼食じゃ。気温5.8℃、湿度32%ですが、風が治まっているので、ゆったり14分間。じゃが、止まっていると、身体が冷えてきました。
さぁ、下山にかかるぞ。小坪峠方面へと下りていきます。この前経験したように、しばらくの間、稜線トラバース。にぎやかなリボンのお陰で、広い尾根すじも、迷うことなく下りていきます。高射砲跡は、その案内標示さえ見逃してしまいました。やがて、勾配が大きくなってきますが、小坪の集落を横に見ながら・・・。
それからは、カン木を掴まねばならない急坂も。そして、切れ落ちた法面の坂を下りて、小坪峠取付きに下り立ちます。さてと、ここからは林道ではなく、地図上では実線のルートなんじゃ。そう思って、分岐をチェックしてみると、舗装された道。これは農作業用の道かも。そこから延々、道路と交差するまで続いていました。
♓ つづき:吉松山・白岳山時計回り縦走 ⑤
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