砲台山 時計回り ②
ま、とにかく行ってみよ。とはいうものの、総距離12.36㎞と、結構な道程。ミドルコースじゃて。じゃが、ほとんど林道じゃから、速くは歩けるかも。2.3㎞/hで計算すると、帰りの三高港着は15時21分になるが、何とかなろう。「そのうち何とかなるだろう ♪」じゃ。宇品港で、往復割引切符を購入すると、すぐその後に、切串港行を買うハイキング姿の女性たち。
往復にするか、いや小用港から乗るかもしれんから、片道にしとこうなどと、話し合っています。「切串」?。どこじゃったかの。三高行フェリー乗り場のすぐ隣に、切串行乗り場があったので、彼女たちが降りてきたら、話を聞いてみようと思っていましたが、いっこうにその姿は現れず。もっと、後なんじゃの。
まもなく三高行の船が来たので、これに乗り込まむ。切符を係員に渡そうとしたら、「オカに上がってから」とのこと。「丘」?フェリーの船室のことかと思うとったが、いっこうに改札にきません。そうか、「オカ」というのは、三高港のことなんじゃの。さてと、「切串」はどこじゃったかの。持ってきた25000分の1地形図を、ここで活用してみるか。
すると、何度も利用したことがある、江田島の北端の港じゃった。ははぁ、すると彼女らは、クマン岳~古鷹山コースらしい。確かに、状況によっては、小用へ下りるかもしれんの。そんなことを考えつつ、暖かい船室で過ごします。やがて、久しぶりの三高港。着岸してみると、立派な建物があります。あれ、これじゃったかいの。
ビルの奥へ入ってみると、無人市場に野菜を並べる人。「久しぶりに来たけど、新しぅなったんじゃね」と、声をかけると、去年の夏ごろに出来たとのこと。そうか。さてと、無人市。今買うと、山歩きには荷になるから、帰りにしよう。ま、そのとき、同じものがあるかどうか分からんし、時間がないかもしれんが、それは、そのときじゃ。
新しい建物から小川を隔てた向こう岸には、牡蠣うち場のような、覚えのある古い建屋。これで見当をつけて、水源地方面へと歩を進めます。川には、小さなフグの群れがみえますが、上るにしたがって、いなくなってしまいます。それからはできるだけ、左岸をキープ。ベビーカーに乗った半袖から腕を出している幼子と、それを押すお母さん。
「寒そう」と声をかけると、「ありがとうございます」の返事。ちょっと、チグハグな感じを抱きつつ歩いていくと、やがて荒れ道。この先果たして、右岸へ渡る橋があるかどうか、ちょっと不安になりますが、幸いなことに、道が途切れる直前に、橋がありました。それを渡らむとしたとき、たまたま、左岸にあった家の奥から人。あいさつを交わします。
♍ つづき:砲台山 時計回り ③
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