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2020年12月 1日 (火)

火の見山 勝木~関之内 ②

 やがて到着した上勝木バス停は、思いもかけず、交差点から若干、団地へと上ったところ。そのため少し戻り、道路を渡って北へと向か006_20201129115401うことに。この前、福王寺阿弥陀坂登山口へ回ったときには、どのバス停で降りたのか忘れたけど、ちょっと外れとったんじゃ。今日は無駄のない合理的な進行のはず、と思いつつも確かめながら。

 見覚えのある工場が連なる、大毛寺川沿いを歩いていきます。ときおりクルマが通りますが、交通量は少なめなので大丈夫。かなり進んだところで、二股交差点。「大畑農協」のバス停。山歩き情報では、確か「ここを左」とあったような覚え。このポイント、地形図では南東側に神社と寺のマークがあるけど、すぐには分からんの。

 ま、とにかく左へ行ってみよう。ちょっと進んだところから、ふり返ってみると、トリイが見えます。おっ、こっちで間違いなかったん010_20201129115401じゃ。そして、ずんずん進んで行くと、プレスするような音が聞こえてくる民家。そこから男性が顔を出したので、あいさつを交わします。すると、「山へ行くんかね」と聞くので、「そう」と応えます。

 すると、「クマが出るで」、「4軒ほど先の家の、カキが全部食われたんじゃ。止めた方がエエ」と脅します。しかし、今日はクマ鈴を持って来とるし、何とかなろうと、それを振り切って進みます。どうも、地元の人間からの忠告は重いような気はしますが、どうも、その人もその目でクマを見たわけではないらしい。その先で高台の家、玄関先に女性が2人。

 井戸端会議をしているところ。「クマが出るんですか」と聞いてみます。すると、「鈴を鳴らした方がエエよ」とのアドバイス。「もう011_20201129115401すぐ、出すつもり」と応えますが、そうじゃろ、いまさら退却せんでも、クマ鈴で何とかなるんじゃ。ま、ときどき強く振ったりしつつも、いつものように行こ。さてと、民家も尽きて、林道はだんだん荒れてきました。

 しばらくすると、広い谷。この前下りた尾根の先端を、確認します。そして、幅はあるけど、もはや、広い山道状態に。そして、想定外の分岐にぶつかります。ここは左じゃろ、ところが、朽ちた倒木などを乗りこえて進んでいくと、やがて砂防ダムに塞がれてしまいます。両側は急斜面。こりゃ、ダメじゃ。戻ろう。

 さっきの分岐に戻って、右へ行ってみると、荒れ気味ではあるものの、ちゃんとした山道。しかも広めで、続いています。ほんの少しじ015_20201129115401ゃったが、こんなことを繰り返しとったら、帰りのバス便はどうなろうかと、ちょっと不安。しばし、安楽道。じゃが、尾根肩近しと思われるあたりから、やけに勾配が大きくなってきました。

♍ つづき:

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