みはらし連山 象山~鉢ヶ峰 ③
しばらくすると、林道から山道に合流。そこから、坂を乗りあげて、大平山ピーク。ここにも軽トラ。先ほどの人物の仲間か。じゃが、少しは愛想がエエよう。あいさつを交わして、ちょっとだけふれあい。鉢ヶ峰へ行くのかとたずねられたので、「是」と答えます。さて、ここで昼飯にするか。時刻は11時26分じゃが、身体を休めることも含めてじゃ。
展望は、空しか見えんといった状態じゃが、ま、予定どおりで行こ。ゆったりとオムスビを食べていると、身体が冷えてきました。ま、この先歩いたら、体温も上がるじゃろ。今日はちょっとサブいけど、スリーブレスのまま。林道から山道への分岐には、同じ仲間か。軽トラと作業服を着た人たち。あいさつの声をかけると、何やら奇声。
それにかまわず、鉢ヶ峰へと進みます。さっき、地形図をチェックしたところ、この先4~5つほどコブ。しかも、これが急勾配なんじゃ。ま、そうは言うても、先が見えるから、気分は安楽。あの、天上山から湯来への下りルートのようなことはなかろ。途中の鞍部に、木を敷き詰めたようなところがありました。
ここを、橋と勘違いしたんかもしれんの。位置も違うのに。よう、思い込みをしてしまうもんじゃの。考えてみれば、自分の人生。これも、思い込みの錯覚ばっかりじゃったの。まだ当分、終えるつもりはないけど・・・。そこからしばし、鳴滝山への分岐が、2つほどありましたが、いずれも、倒木などが散れる斜面トラバース道。
まともに行けるんかの。いつか、この鳴滝山とやらへ歩いてみたいもんじゃが、このルートとは限らんで。そんなことを思いつつ、鉢ヶ峰の稜線に到達。ここにも、鳴滝山への尾根分岐がありました。ま、記憶にとどめておこう。さて、ここから山頂まで、すぐかと思いきや、その期待に反して、けっこうな、上り下りの道程。
それでもようやく、ピークにたどり着いて、ちょっとだけ休憩。見晴らしを楽しみます。さてと、下山にかかるか。しばし急坂、その後、下りるにはさほどでもありませんが、ふり返ってっ見ると、結構な勾配。この前はこれを上ったんか。これなら、真夏じゃのうても、シンドイかも。そして、上りのとき、ガクッときた中間点標示。
山頂700m、登山口700mということらしい。近所のスパークへ行く距離、600mに近い。じゃが、山道じゃけぇか、けっこう長う感じるの。御山公園下山口まで、なかなかじゃ。下山ルートは気が急くからかの。それでもようやく、下山口に到達。ここまで来たら、安心じゃ。ひと息つきます。山歩きバージョンを解除して、完歩祝いも少し。
ここからも、「みはらし」を堪能して、林道を下っていきます。それにしてもこの林道、はじめのうちはけっこうな急勾配。それでもやが 、ユルめになって、交差から民家の間を縫う道に。そして、国道。おっ、右側に旧道のようなもの。今日は、こっちを歩いてみよう。ところが、歩きすすめていくと、糸崎駅のありかがハッキリせんように。
「この先、大丈夫じゃろうか」と、ようやくたどり着いた踏切。これを渡って、下りてきた国道に合流。たぶん、予想よりもっと西に違いないと思って進むと、そのとおりじゃった。じゃが、長かったのぉ。何とか糸崎駅に到着したのは、13時33分。計画していた岩国行は、14時07分。30分ほど、山歩きデータ書き出し。もちろん、完歩祝いの続きも。
♋ :(了)
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