広島南アルプスショートコース順縦走 ③
そう思いつつ草に埋もれた模木階段を下りていくと、これが、上品なピンクの小さい花々。アレチノヌスビトハギのジャングルじゃった。じゃが、時すでに遅し。ズボンには上から下まで、前から後ろまで、ヒッツキ種。引き返しても同じこと。毒を食らわば、皿までじゃと、歩きとおします。「畜生!」、この道、当分通らんぞ。
己斐峠に下りて、舗装歩道で種をモギ落とします。ここなら芽を出せまい。それにしても、手でやっているとキリがないので、ちょうどそのとき、首に巻いていた、この前購入したばかりの110円タオルで、コスリ落とします。帰宅後、そのタオルを、一度洗って、種を取ろうと試みましたが、とてもム~リィ。残念ながら捨てることに。
さらに、柚木城山上り口から稜線に乗りあげんとする手前の急坂で、下りてくる男性ハイカーと遭遇。「大茶臼山代替ルートは危ないで」と、知らせむとしますが、どうやら、話を聞いてみると、これから己斐峠を五月ヶ丘方面へと帰るらしい。そのハイカーが「尻の方にも種が着いとるよ」と教えてくれたので、しばし、モギとることに。
ここなら、ひょっとしたら自生するかもしれんが、かもうちゃおれん。この不快な種、それにしても、生息域を撹拌する自然の「知恵」なんじゃろうの。やがて、柚木城山ピークコブ。下草が繁っとるの。ヒッツキ種ではないけど・・・。さてと、このあたりから315ピークまで、ちょっと抉れがひどくなっとるような感じ。歩きにくいで。
315ピークから、捻れ階段を下りて、草沼道を渡ると、何やら工事をしている様子。工事人に、「通行止めかね」とたずねると、是の返事。せむないの。大回りして、鬼ヶ城山口へ行くと、令和3年2月16日まで工事との看板。けっこう長いの。よう、工事する場所じゃ。さてと、竹林へと上っていると、山道が異様なことになっています。
ありゃ、どうも右側の竹ヤブが崩落しとるで。「竹林でも崩れるんか」。そう思いつつ、盛り上がった場所を歩いて先へ。そして、鬼の散歩道から山頂へは、いつものように近道を通ります。ここも、鉄ハシゴの手前の抉れ穴が、大きぅなっとる。この一連の事柄、先日の「これまでにない」と警告された台風の傷あとじゃろうか。
♒ つづき: 広島南アルプスショートコース順縦走 ④
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