福王寺山 大師坂～観音坂 ②

　バスセンターに早めに着いたので、ひと便前のバスに乗ることができました。福王寺口バス停を、到着予定より10分早い9時17分に出発。住宅街を進む道路は、だんだん勾配が増してきました。やがて、街並みを過ぎて、大きな砂防ダムが右手に。

　この辺りから、山道の階段に。ダムを越えると、まったくの山の中。やがて、見覚えのある峠分岐に。これを左に進むと、確か、展望台のある林道に乗りあげたはず。今日はこのまま、北へ下りて行きます。そう言えば、ずっと前、ここを歩いたことがあるで。

　東の山への取り付きを探すために。あのときは、分からんかったんじゃ。今回も、それを思い出して、右に注意してみたけど、どうも、判然としたものは見つからんかったの。ま、それは今日のテーマじゃないんじゃ。そう思い直して、まっすぐ。

　無舗装林道を下りて行きます。やがて、産廃の文字が見られる、ゴミを溜めた建物がいくつか。それに連なって、民家。そしてユルいU字カーブになっている丘を北へ。曲がったところに、大師坂の標示板。

　これじゃの。ちょうどそのとき、バイクで通りかかった人にあいさつ。どうも、すぐそばの民家の住人らしい。さてと、山道に入って行きます。山歩き情報のとおり、若干荒れ気味ですが、広い道が続くユルい上り坂。

　これから標高150mほどは、このペースじゃが、それから福王寺までの150mは、かなり等高線が詰んどるの。覚悟して歩こう。するとまもなく、九十九折れの急坂。足もとの覚束ないところもいくつか。汗が吹き出します。

　しかも、ウシアブがまとわりつきだしました。この度は、これまでの経験から、払い落とすのではなく、反射的に叩くようにしました。そうはいっても、それですべて殺せたかどうかは、確かめなんだけど・・・。この折れ坂、けっこう長い。

♌ つづき：福王寺山　大師坂～観音坂　③