天上山 筒賀~湯来国原 ③
そしてようやく、天上山が記された案内標示。その右角が尖っていたので、こっちじゃのと、安易に右に折れます。その手前の駐車場には、先ほど追い越されたクルマ。男女3人組みが休んでいます。親子か、もしくは、孫を合わせた三世代。
ちょっと遠いので、あいさつを交わすこともなく、右へと入って行きます。しかし、沢渡りもなく、ジュラルミン階段も、なかなか出くわさんのぉ。やがて、ナメラ滝か。そのまま奥へ行こうとしますが、道がありません。これは、どうも違うで。
引き返そうとしますが、濡れた岩場。上るのは易けれども、下りるのは困難。結局、滑っしまいます。そのとき左肘を打ちつけて、痛い思い。そのとき、さっきの3人組が上ってきました。転げるところを見られたようですが、平然と起き上がります。
痛みは残りますが、今はこれで臆しとる段階じゃないんじゃ。そう思いながら足早に戻ってみると、山側に模木階段がありました。こっちじゃったんか。さっそくたどってみます。すると今度は、二段の滝が出現。さらに沢を越えて、奥の滝への案内があります。
とにかく、先へ進んでみよう。若干急になった山道を歩いていくと、見事な滝がありました。じゃが、どうもその先へは進めそうにない。周囲を見渡しても、断崖絶壁。ジュラルミン階段もなければ、上れそうなところもありません。
ひょっとしたら、これは龍頭峡。ルートを間違えたんかもしれんの。よし、引き返そう。沢の向こうに上り口があるはずなんじゃと、右側に注意しながら下りて行きます。二段の滝を眺めている3人組をやり過ごして。
じゃがどうも、それらしいもんがないの。とうとう、最初の分岐に、戻ってしまいます。そしてこの分岐標示、よう見たら「天上山登山口 この先30m」と書いてあった。そうか、このさきじゃったんか。いっつもいっつも、不注意人生じゃの。
♒ つづき:天上山 筒賀~湯来国原 ④
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