可部冠山～堂床山縦走 ⑦

　こちらのリュックに、ペットボトルを差し込んでいるのを目ざとく見つけたらしく、「水を持ってきた方がエエね」と言うので、ひとりでこの林道を歩くんなら、マスクより水の方が大事と話しておきます。どうも地元の人らしい。81歳になるとのこと。

　こちらが、冠山から堂床山まで歩いてきたことを告げ。さらにさっき、トンネルまで歩くという人に出会ったことを話すと、「それはすご～ぃ」。年は大分差があるけど、歩くことに関しては、ちょっとばかり先輩。ま、だんだん、距離を延ばしたら歩けるようになりますよと指南。

　すると、ていねいなお礼の言葉をを返してくれました。謙虚な人じゃのぅ。年を重ねても、かくありたいもんじゃ。そんなふれあいを楽しみながら、スポーツセンター前バス停に着いたのは、14時45分。あと1時間か。バス停ベンチの足元には、枯れ落ち葉がいっぱい。

　ここに長く座とったら、マダニに入りこまれるかもしれん。現に、赤ダニやアリがウロチョロしとるんじゃ。そこで、スポーツセンターの方へ、ベンチなどあるまいかと上ってみますが、コロナ対応で、利用停止になっていました。

　そこで、駐車場の縁石に座って、山歩きデータを書き出すことにしました。じゃが、待ち時間の間では、書き切ることはできませんでした。ほぼ定刻に来たバスに乗って、横ユレがなくなったあたりから、続きを記入することに。

♍ ：（了）