広島南アルプスショートコース順縦走 ④
さてと、丸山に着いてひと息つきます。やっぱり、東側の木々を切らんと、初日問題は解決せんのぉ。まぁ、ここから初日を見る人間は他におらんのじゃ。勝手に切る技量も道具もないし、その権利もないんじゃから、なるに任せる外あるまいて。
畑峠には、バイクとクルマが数台。こりゃぁ、何人か昼飯を食いに来とるんかの。そんなことを思いつつ、尾根への急坂を上って、束の間のトラバース歩行を楽しみます。やがて、電波塔施設などへの急な坂を2つ3つ上って、大茶臼山山頂。
近づいていくと、何やら拾っているように見える女性ハイカー。あいさつして、「何かエエもんでもありましたか」と聞いてみると、そうでもないらしい返事。そして、「連れがワラビを探している」とのこと。
そのあたりに「連れ」らしき人は見当たりませんでしたが、こちらは、山頂標柱を時刻チェックして、すぐに展望岩へと向かいます。ガードレール越えを過ぎて下りてみると、岩の周りには、子どもを含めて10人ほどが群れています。
近づいてみると、定岩はもちろん、数少ないすべての岩が占拠されていました。先着優先じゃから、仕方ない。あっちこっち向いている人たちに、少し大きめの声であいさつ。そこから10mほど退いて、山道に突き出した小岩に座って昼飯。11時26分。
彼らはもちろん、不要不急で来とるんじゃろうが、暖かくてこんなに天気のいい日、家でじっとしとれるかい。里山はエエんじゃ。東京の高尾山のように、本通りほどの人出があったり、ハイカーの行列ができたりするような「名山」とは違うんじゃ。
いつもより多少ハイカーが増えたとしても、基本的には「粗」、「蜜」になることはあるまい。それでも、それ以上の接触は避けようと、中には声をかけていない人があったかもしれませんが、黙々と岩場を下りて、パノラマルートへ。
♒ つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ⑤
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