白木山 御木戸口ピストン ③

　その橋を右に渡って、左へ。しばらくすると、工事現場。そう言えば、確か両岸には家があったはず。サラ地になっとるの。ひょっとして、豪雨の被害に合うたんなら、気の毒なこと。そう思いつつ、県道へ乗り上げます。

　しばらく走って、橋を左へと渡ると、白木山駅のある岸。これからすぐじゃ。対岸にある「ショージ」を確認して、左に大きな寺、「順覚寺」か。ありゃ、駅は意外にも、このすぐ横じゃったか。公園を8時に出て、10時23分着。

　総距離24.8㎞じゃけぇ、無変速のマイサイクルペースでは、こんなもんじゃろ。計算したら、10.4㎞/hじゃった。自転車を置いて、「さぁ、白木山じゃ」と向かわむとすると、駅に入ろうとする男性ハイカー。いま上ってきたとのこと。

　「早いですね」などと、短いやり取りをしていると、そのハイカー、まもなくやって来た列車に乗り込む。駅の山側にはクルマ。6～7台か。クルマの後で何やら作業している男女。乾いた泥のついた登山靴を履いているので、「もう上ってきたのですか」と声をかけます。

　「そうです」の応えを聞いて、御木戸登山口をめざします。「早上りじゃぁ、山頂で飯を食う楽しみがなかろうにの」などと考えていると、うっかり。道を間違えかけます。じゃが、今日は早めに気づけたのが幸い。すぐに修正。

　登山口に着いてみると、けっこう大きなバンタイプのクルマやバイクが止められています。連休最終日にもかかわらず。いや、やっぱり、それだからこそか。はじめの模木階段を上って、そして、まだまだユル坂のはずなんじゃが・・・。

　けっこうな勾配を感じながら、上って行きます。ときおり下りてくるハイカーとすれ違いながら。やがて、一合目の標示板をチェック。そして二合目も。そうじゃ、今日はこの「乗り」で、すべての合目を時刻チェックしてやろ。

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