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2020年4月12日 (日)

鎌倉寺山 有留~牛若 ④

 聞いてみると、彼も神之倉山から来たとのこと。そのときの話では同じコースをたどったように錯覚しましたが、よく思い出し015_20200401143701てみると、最初に出会ったのは、馬の背方面からじゃった。とすると、いったん、神之倉山の南斜面に下りて何らかの方法で牛若登山口にやってきたんじゃろ。

 これから金明山、さらに旭山へ行くというから、「元気がエエねぇ」と返しておきましたが、山から山への何らかの移動手段を確保しとるんじゃろうの。まぁ、すべて歩きという手もなきにしもあらずじゃが。安佐北里山何とかへの登録を急いでいるようでしたが、めざすものは、ひとそれぞれじゃの。

 そのピークでは、彼を先行させます。12時半より少し前。これなら、ひょっとしたら、志和口駅発13時57分の列車に間に合うか018_20200401143701 もと甘い期待。しかし、そこからがたいへんじゃった。最後の岩コブ。直角に近いようなところに、ロープが2本続きます。これまで、こんなところ、あったかの。

 そう思いつつ何とか乗りあげます。コブの向こう側に下りて、北側をふり返ってみると、覚えのある危ない切れ落ちの岩道がありました。これまで、上りのときはこの道をおずおず通っとたんじゃ。この難儀を乗り越えて安心と思いきや、今度は左への下り。ここが、覚えにあった岩場じゃ。

 それでも、何とか前を向いて、下りることはできました。しかし、そこからは尾根からの下り道。かなりの急勾配の岩場などが020_20200401143701続きます。砂地は滑りやすいので、なおたちが悪い。やがて、馬の背。これに乗ってみる気には、今日もなれんの。そして、さらに下って行きますが、急坂。

 断崖の岩場や大きな段差などあったりして、気を抜くことが、できません。それでも何とか、牛岩登山口に到着。良かった。ここで完歩祝い。そして、関川沿道を志和口駅めざします。13時26分。こりゃぁ、とても13時57分の便には間に合わんの。気持ちはゆったりと歩こう。

 全コース9.35㎞か。たいした距離じゃぁないで。そう思いつつ、到着した志和口駅で、山歩きバージョンを解除。完歩祝いを飲み干して、山歩きデータを書き出していると、今朝追い越された女子高校生たち。声をかけると、向こうも覚えていたようで、鎌倉寺山を歩いたことを告げます。

 「楽しかったですか」と聞かれたので、「ちょっとキツかったけどねと」返しておきます。彼女らは、クラブの自主練習で来たとのこと。何となく心温まった、ほんの少しのふれあい。それにしても、何で自分が若い女性に、自然に声をかけられるようになったのか、不思議。仙人に近づいとるんか。

♓ :(了)

追記: 鎌倉寺山 有留~牛若 追記:ダニかまれ 

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