高森山~風呂ヶ谷山 ③
そして、割とキチンと付けられているピンクリボンに、助けられながら歩いていきます。やがて、ハゲピークに。たぶんこれが、466か。ここは慎重にコンパスを使って、南西方向への進路を選びます。そこから少し歩いたところに、ピンクリボンがあったので、安心。しかし、鞍部におりたところ。木の幹に巻きつけたれたもので、途切れてしまいます。
その先、急勾配。潅木をつかまないと上れない斜面です。何とか、ピークに乗り上げます。すると、ピンクリボンが復活。「よし!」と思って、まっすぐ進んでいくと、尾根はどんどん下りて、やがて谷へと、沈み込みそうになります。おかしい。あたりは真っ白で、分かりにくいのですが、どうも前に、山らしきものはなさそう。
方角をチェックしてみると、いつのまにか、南へ向いています。こりゃぁ、どうも違うで。ここは引き返さざるを得まい。先ほど見かけたピンクリボンまで戻って、四方八方探してみると。右方向にピンクリボンがあった。これじゃったんじゃ。それからは、淡々と稜線から鞍部、そして再び稜線を進みます。
しかし、地形図では、さほど等高線の詰みは見当たりませんが、618ピークへ向けて急勾配。ここも、潅木づかみのよじ登り。何とか、山頂らしきところへ到達。「らしき」というのは、いくつかコブがあって、歩きながらでは山頂を特定するのが、ちょっと難しい。何ら、それらしい標示もないし・・・。
ま、12時01分なんで、風呂ヶ谷山でと思っていた昼食を、ここでとることにします。まだ、雨がパラついているので、立食じゃ。おかげで、温湿計のピークチェックを忘れてしもうた。さてと、まだまだ油断できんで。何しろ、山歩き情報によると、「崖のような斜面」下りが、この先あるらしいから。
しかし、けっこう急なところはありますが、崖のようなところには、行き当たらんで。やがて建屋が見えてきました。ところが、そこへ下りるのではなく、道のようなものが、ずっと尾根筋を伝います。じゃがこれが、潅木ヤブ。幹をつかむと、雨に濡れた葉から、水滴がしたたり落ちて、身体に降り注ぐ難儀。
それでもやがて、道路に向かう取り付きのようなもの。これを下りてみます。しかし、開放感を味わいながら歩いていくとすぐに、閉ざされた門扉を発見。なるほど、ここは立入禁止になっとるんか。それで、ヤマレコの地図は、わざわざこの作業場を回避しとったんじゃの。しかし、知らずに入ってしもうた以上、出してもらわんと。
🎵 つづき:高森山~風呂ヶ谷山 ④
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