風呂ヶ谷山 ④
あれが、取り付きへつながる道に違いない。そう思い込んで、林道を戻ってみることにしました。しばらく歩いて、集落らしきところまでくると、何と「観音水」。これか。高森山への取り付きへ行くには、再びこの林道を上り返さにゃかならんのか。それにしても、風呂ヶ谷山山頂から、パラパラ降り出していた雨。
若干ですが、強くなってきました。この先、どうなっているか見当のつかぬ、未踏の取り付きを探して行くには、気持ちが萎えてしまいました。今日は、コースの様子を知ることができたということで納得。上三田駅へと帰ることにしよ。そう思って、観音水へと進んでいると、数人で作業をしている建物。
そのうちの女性が、あいさつの声をかけてきたので、返します。さらに、男性からも。「この風呂ヶ谷山へは上ってきたけれど、その先のルートが分からんようになったんで、これから上三田へ帰るところ」と伝えます。人里はなれたこの集落の人は、おそらく人恋しいんじゃろぉ。何となく心温まるふれあい。
さてと、これから6㎞。現在時刻が12時47分。この分なら、15時過ぎの列車に間に合うかの。これから下りじゃから、ちったぁ速よう歩けるで。途中、雨足がさらに強くなってきたので、一応、雨予報に対応してもってきたカッパ、そして、リュックにもカバーをかぶせます。めったにクルマが通らんので、林道の真ん中を歩きます。
周囲の風景を楽しみつつ、道に出てきた小イノシシをからかいながら・・・。やがて、河津川沿道と合流。ここまで3km。時刻は13時40分。この先、ほど平坦道。1時間もかからんじゃろ。ここからは、少しクルマどおりはありますが、それでもたまに。ゆったりと歩くことができます。カキの木をチェックしつつ。
すれ違う、イヌ連れの女性とあいさつを交わします。そして、住吉神社をへて、土曜日は休みらしい道路工事現場をやり過ごします。それからも、けっこうありますが、梳られた旭山など、周囲の山々を同定しながら、上三田駅へ戻ったのは、14時36分。時刻表をチェックすると、次の便は15時05分。
ここで、山歩きバージョンを解除して、残りの完歩祝いを飲み干します。データ書き出しはやってみましたが、まだ、気乗りがしないので休むことに専念。広島行き便間近になると、東南アジア出身らしい若者が4~5人。顔つきをみると色白なので、ベトナム人っぽいが、話す言葉がどうにも判別できません。
ま、取り立てて、話しかける気力もなく。それにしても、至るところ外国人「労働者」が進出して来とるんじゃの。しばらく前には、このあたりの工場で、中国人らしい女性たちを見かけたことはありますが・・・。列車に乗り込むと、寒風にさらされて冷えていた身体が温まってきたので、データの書き出しに。
🍸 :(了)
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