広島南アルプスショートコース順縦走 ②
やがて、花みずき台登山口に。やれやれ、またひっつきタネがあるで。この前横川駅のホームで出会った人は、イヌフグリとか言うとったな。しかし、調べてみると、違うで。道聴塗説せんで良かった。本当は、アレチヌスビトハギとかいう、北アメリカからの帰化植物らしい。いずれにしても、いっぱいひっついた種をズボンから取り除きます。
じゃが、この行為が、生息域を広げることになるんかの。クワバラクワバラじゃ。まもなく、夫婦スギの谷を経て、急登尾根へ向かっていると、何やら動く気配。舌鼓(ゼッコ)で、こちらの存在を知らせておきます。さてと、どうしたわけか、今日は落ち葉が乾いていて滑りやすいで。上りにくいの。
それで、ときおり四つん這いになりながら、稜線にたどり着きます。ま、ここまで来たらしめたもの、大丈夫。それでも後ふたつほどある、忍者上りを制して、武田山山頂に。銀山城の説明板で、「承久の乱」をチェックします。今日は快晴ですが、遠景はちょっと霞っぽい。さて、ひと息ついて、火山へと向かいます。
ここからは、長くてつらいルート。しかし、四の五の言わずに、言ってもせうがないので、黙々と下りて上ります。今日は、頭ぶつけ木を見過ごしてしもうたの。火山山頂直前で、愛想の良いおじさんハイカーに出会いました。ところが、山頂では写真撮影に夢中で、こちらには背を向ける無愛想な男性ハイカー。
パンの残りでも食べようかと思っていましたが、その気を失して、先を急ぐことに。春日野展望岩に出るあたり、背後に人の気配のようなもの。さっきの無愛想ハイカーか。気を緩めず、越すなら越せと、マイペースで進みます。後追者はここで、再びカメラワークを始めたか。その後、追ってくる感じはなくなりました。
その後、マイペースながらも、心もち足速になるような気分。これが、エエんじゃ。武田山、火山の上りを過ごしたら、後は小上り。ま、それはそれで堪えはするけどな。いつものように、そのペースで丸山へ向かいます。石山を経て、鉄塔ピークは、どうも記憶にないが、無事通過したんじゃろ。
いちばん面白うない丸山ピークに着いたのは、11時56分。ペースは、さほどエエことないような気分。急ぎ足で畑峠から大茶臼山。そしてまもなく展望岩に下りていると、金属パイプを落とすような音。「誰かおるんかの」と思っていたら、おそらく夫婦のハイカー。片付けて、出ることだったらしい。昼時12時38分。
あいさつを交わして、「気をつけて」と見送ります。そして、ゆっくりとオムスビ昼食をとります。ジ・アウトレットの駐車場に留まっているクルマ群からの反射光を眺めつつ、太陽光パネル下の百年工事は続いとるようじゃのなどと思いながら、後半コースに出発します。あれ以来、ヤマビルのようなホイジョは見あたらんの。
🎶 つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ③
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