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2019年9月10日 (火)

白木山御木戸口ピストン ②

 全行程8㎞ほどですが、水は3本持ってきました。造られつつある立派な鉄橋を眺めながら、白木山駅代行バス停に到着。そして、三篠川を渡った駅の向こうには、クルマが8台ほど。この暑いのに山上りする、もの好きが多いの。ルートを間違えぬよう注意しながら、御木戸登山口へ。手前ですれ違った男性ハイカーと、あいさつを交わします。

 「もう上って来たんですか」と問いかけると、うなづいて、「山頂はさわやかでしたよ」との応え。それに励まされて、山道へと入ります。まもなく、数人のハイカーが下りてきました。やっぱり、暑いから少し早めに上ったんじゃの。じゃが、そうしたら、山頂で昼飯を食う楽しみがなかろうに・・・。さてと、だいぶ上ってきたで。そう思いつつ、見上げると四合目の表示。

 合目は、上からか下からか、どっちからカウントするんじゃったかの。そんなことを考えながら上って行きます。だんだん、「水場はまだかいの」という意識が頭の中を占めるようになってきました。やがて、五合目の標示、538ピーク。そうか十合目が山頂か。まだまだじゃ。水場も、七合目あたりじゃったはず。今日はキツイで。

 しばし、馬の背のようなユル尾根じゃったが、そのうち急勾配になってきた。そして、ようやく水場。溜められた水で、顔や腕、帽子を濡らす。さらに、ホースから噴き出る水を飲みます。冷たくて旨い。ひと息ついて、再び歩きだします。はじめはユルいのですが、だんだん急坂に。岩が濡れているので、足の置場に気をつけないと、滑ってしまう。

 昨年の春、相棒と上ったとき、坐骨神経痛はあったが、これほど難儀には思わんかった。やっぱり、真夏じゃからか。やがて、八合目の標示。水場が、標示板の省略された「合目」というわけではなかったようじゃ。さてと、さらに続く急坂を上って九合目。まもなく、上三田分岐をチェック。どう見ても、変更されているような気がします。

 さてと、最後の急登。今日は堪えるの。それでも何とか、山頂広場へ上りきります。祠のそばで着替えをしている男性ハイカー。あいさつの声をかけて、その反対側で昼食タイムに。気温25.8℃、湿度64%ですが、太陽が雲で遮られているので、ちょうど良い感じ。脱水症状もなく、いつものようにオムスビを食べ終えることができました。

 気持ちに余裕ができたので、先ほどのハイカーに声をかけてみます。「夏山はキツイ。日曜日あたりに、恐羅漢山で熱中症になった男性ハイカーが救急搬送されたらしいですね」と話すと、その男性も知っていたらしく、「ヘリコプターで搬送されたと聞いている」とのこと。そして、何気なく、「ここから、石鎚山が見えるらしいけど、どれかね」と、たずねてみました。

 すると、「今日は分からんが、トリイの向こう、野呂山の左側あたりに、切れ落ちた峰が見えることがある」とのこと。冬には大山も眺望できるらしい。いや、聞いて良かった。こちらより少し年上のよう。それにしても、白木山にひとりで上ってくるくらいじゃから、山のことをよう知っとる人じゃったんかの。しばし山ダンギをして、先行します。

つづき: 白木山御木戸口ピストン ③

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