白木山御木戸口ピストン ③
そのハイカー、出るキワに「これから、可部方面にでも下りたらどうかね」と、いらんことを言うてきたので、「この暑さじゃぁ、体力が持たんですよ」といなす。さてと、下りは、少しばかり速く歩けます。2.3㎞/hは、上り下りの平均じゃから、これでエエんじゃ。それにしても、急勾配は下りでも歩きにくい。足場を確保しつつ、それでも、ときおり滑りそうになりながら・・・。
やがて、再び水場。ここで水をつかうのが楽しい。その間少しだけ休んで、さぁ下りるぞ。そして、身体を休めさせることができるユル尾根を過ぎて、濡れ岩などが続く急坂が再び。長う感じるのぉ。帰路じゃからかの。しばらく歩いていると、低い振動の羽音が聞こえてきました。いつのまにか、右手甲の端にチクッとした痛み。見るとウシアブ。
思わず、ハタいてしまいます。ウシアブだけは、一気に始末せんと、ずっとつきまとうてくるんじゃ。道々そう考えながら歩いとったのに・・・。なかなか、いざとなると、反射的に叩き潰すのは難しいの。それからも、同じアブかどうかは分かりませんが、ときおりつきまとってきます。幸いなことに、三滝山のアブほどは、しつこくはなかったの。
そうこうしているうちに、ようやく摸木階段。これを一段ずつ下りて、御木戸下山口に到着したのは、13時38分。14時33分の代行バスまで、十分時間はある。三篠川の対岸に、「ショージ」とかいうスーパーがあったような気がする。坂の途中から眺めてみますが、どうにもそれらしきものが見当たりません。カンチューハイでの完歩祝いは、諦めるか。
せうがない。JR駅でデータの書き出しでもするか。18分くらい前に代行バス停へ向かっていると、対岸に「ショージ」。やっぱり、あったんじゃ。しかしもはや、買い物をしとる「余裕」は確保しとらんで。バスを待つことにしよう。それにしても、ラッシュ時間でもないのに、今日は定刻を過ぎても来んで。暑いのぉ。それでも、ようやく、やってきました。
そして、乗り込んだバスのクーラーが効いていること。汗をかいたスリーブレスでは、寒すぎます。近くに座っていた女性も、何やら薄い上着のようなものを着込んでいました。汗かき状態でななくとも、寒いんじゃの。運転手に一声かけるも、面倒くさいので、そのまま、下深川駅まで。乗り継いだ列車の冷房はそれほど、強烈ではなかったので、安心。
😖 :(了)
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