呉娑々宇山 畑賀~馬木 ②
畑賀保育所の先、傾いていた消防団の建物は撤去されていました。そして、そのすぐ隣、床の直近まで抉られていた民家。土嚢が積まれて敷地がせり出しています。干された洗濯物。ここでの生活を取り戻しているらしい。さてと、橋を渡って水谷峡へと歩を進めます。道中ときおり、農作業をする人。
曽我神社を過ぎると、急に風が涼しくなってきました。川には大岩が流れ落ちたまま。ここから先、だんだん勾配が大きくなってきました。カーブでふり返って、日浦山。右の崩落した則面には、ブルーシート、その下には巨大土嚢が・・・。やがて、到達した登山者用駐車場で、ひと息。身体を休め、体温を下げます。
脱水にならんようにせんと。さてと、水谷峡入口への案内板のすぐそばによく見ると、立入禁止の看板。この前もあったかの。よう覚えとらんが。あのときの崩落状態では当然じゃろ。それから何か変化があったんじゃろうか。ま、とにかく今日は、行けるところまで行ってみよう。尾根への入口には、ピンクテープ。
そして、崩落した枝谷にも、進路にテープ。敬老広場の東屋は、溜まっていた土が撤去されていました。昨日までの雨で水量が多い。滝の眺めは見事。岩が濡れていて、足場は良いとはいえませんが、何とか歩けます。女岳・子岳・男岳へは少し上って進むことに。これが正規ルート。前回は下を通ったような気がするが、どうじゃったかの。
さてと、「この先が崩落谷じゃったはずじゃが」と、上っていくと果たしてそのとおり。ここらで、左に行かにゃぁならんかったんじゃがと見渡してみると、抉れ沢の向こう側に、古い標示板発見。小さな段差を降りて、崩落を渡ります。すぐに、山道発見。まもなく、大日如来分岐に。ここは、右に進むことにします。
「これで、ルートに乗ったの」と、楽観。しかし、急登を進んだその先、幹に巻かれたテープを最後に、分けわからん状態になってしまいます。ルートを探してしばし、右往左往してみましたが、分らん。結局道らしきものをたどっていく内に、斜面を這い上がることに。見上げると巨大な岩塊。
それを避けるルートを探しながら、汗びっしょり。紆余曲折しつつも、山道に乗り上げます。何となく見覚えがある。どこでどう間違えたん かの。ま、これは崩落とは無関係はミステイクじゃが・・・。それにしても、この水谷峡ルート。縦走路へのアクセス、まともに進んだことが何回あったかの。
いつも鬼門じゃて。それにしても難儀なルートじゃの。じゃが今回、崩落谷の難所を乗り越えることはできたで。それはそれで、一歩前進。また、いつかそのうち、正ルート踏破に挑戦するぞ。やがて、縦走ルートに乗り上げ。後は安楽道じゃが、そうはいうものの、今日はシンドイの。結構歩いたような気分で、ようやく休憩広場分岐。
👣 つづき: 呉娑々宇山 畑賀~馬木 ③
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