広島南アルプスショートコース順縦走 ③
そして、頭ぶつけ木には、にぎやかなテーピング。これなら大丈夫じゃ。ようやくたどり着いた火山山頂手前では、人の気配。3人連れの親子らしきハイカー(?)と、あいさつを交わしてすれ違います。さぁ、次は丸山じゃ。途中の石山には、何やら語り合う男性ハイカーが2人。やがて、到達した丸山には、何と山頂表示が3枚も。
またいずれ、ソフトバンクが取り外すんかもしれんの。この前から、山頂広場の有刺鉄線の垣が補強されとったが、いったい何のための囲いじゃろ。ここに人が入ったら困ることでもあるんかの。分らんのぉ。この丸山が、広島南アルプスで、いちばんつまらんピークになりさがって、久しいのぉ。宿敵はソフトバンクじゃ。
さてと、気分だけピッチを上げて、大茶臼山をめざすぞ。畑峠までの山道、何となく平らに整備されいるような感じがしましたが、しかしやっぱり、いつのまにか抉れとるところは抉れとったから、気のせいじゃの。大茶臼山への上り。パラボラ鉄塔から上の森が伐採されていました。道を間違えたんじゃなかろうかと思うほどの様変わり。
ひょっとして、何かの人工物でも設置するんかの。そんなことを考えとったら、ピークの到着時刻を記録するのを忘れてしもうたわぃ。そして、展望岩へ下りると、何と数人の先着者。定岩もすでに占拠されとった。ところが、その左側の岩に、武田山稜線で先行された「妄想狂言」のランニングハイカー。
「おっと、ここで追いついたか」と、声をかけます。こちらの赤いTシャツで、思い出したらしい様子。もうひとつ左側の岩場にも先着者がいるので、一段下の、この前の逆縦走とき、後着者が下りた岩に座ってみます。けっこう大きくて、眺めも良好じゃ。ここでオムスビ。ひとつめの梅ムスビを食べ終えんとする頃。
さっきのランニングハイカーが先行。あいさつを交わしますが、先ほどの疑念については、「こん奴、あんまり近づかん方がエエかもしれん」という忌避感が強く、何も聞かなんだ。しばし、景色を堪能。さてと、後半ルートにかかるか。大岩を伝って下りていくと、陰の小岩の上に、クネクネとのたうつ筒状の生物。
その身体の先端には、赤い口のようなものしかないように見えます。こりゃ、どう見ても、ヤマビルでは・・・。もしそうならこのとき、踏み潰してしまえば良かったんじゃ。しかし、人間のテリトリーの中なら、容赦せず処分するんじゃが、自然の中では、躊躇してしまう。何となく、「仏心」が働いてしもうた。
それに、安カメラではうまい具合に写るまいという判断。そのまま通り過ぎます。それにしても、ヤマビルの可能性が大きいのぉ。噂に高い白木山椿谷ルートで初対面したことがあるけど。ここまで浸出してきたか。まさか、正体不明のランニングハイカーがバラまいとるんじゃあるまいのという、「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」という感情論。
🚃 つづき: 広島南アルプスショートコース順縦走 ④
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