荒谷山クランク 北峰東尾根~南峰西尾根失敗 ③
そして、山道らしきものが左へ下りていくことになりました。ちょっと早いような気はしましたが、ま、いずれ団地へ到達するはず予定じゃからと思いつつ、道なりに。ところが、シダヤブを抜けた先が、谷へ向けた急降になってしまいまっした。そして、右にはいつのまにか、尾根のような高い森が出現。
どっかで、進路を間違えたかの。修正は早いに限ると、上り直してみますが、これが結構長い。相当な時間と体力を費やして、右にある(上るときは左)の尾根が見えなくなるまで、戻ってみました。しかし、この高みから周囲を見渡してみましたが、どうもそれらしいルートは見当たりません。おかしいのぉ。
こうなったら、せうがない。さっきのルートをもう一度下りてみよう。上り返すときは、何か違う道たどってるような気がしましたが、再び下りてみると、見覚えがあります。そして、シダヤブから急降の端緒へ。後からカメラチェックしてみると、往復ほぼ30分じゃった。右へ向かう山道は崩落して、急な谷へ。
そこで、何とか歩けそうな下へと向かっていると、左側に尾根らしきものが張り出してきました。そちらへ乗り上げてみます。すると何とかあるけそう。途中で滑ってうつ伏せ倒れこみます。そのときの木の葉の良い匂い。しかし、この尾根やがて谷へ収束されてしまいます。今度は、その左側の尾根かと上りかけてみます。
ところが、どうも先ほどの尾根の端がつづいているようなので、その左端を回りこみますが、その先にはいっそう深い谷。ここは、左向こうの尾根裾をたどってみよう。しかし、どうもこれ以上進むのは難しそう。沢下りは難儀じゃが、ここは意を決して、あの薄暗い谷へ下りてみることに。潅木を掴みながら、滑りすべり急降。
何とか下りたってみると、土砂に埋まった古い砂防ダム。「それなら、補修用の道路があるはずじゃ」と期待しつつあたりを見回してみます。すると、右側に道のようなもの。これで助かった。そう思いつつ、荒れ放題の道を下りていきます。しかし、途中には崩落しているところも。ここは、潅木や岩につかまって切り抜けます。
これは初級者には無理じゃの。それにしてもこの道、緩いけど上り坂。左は谷が深くなってきました。これで、里に下りれるんかの。ちょっと不安もかすめますが、とにかく行けるところまで行くしかなかろう。そう確信して進みます。そうこうしているうちに、だんだん山道らしくなってきました。
💣 つづき: 荒谷山クランク 北峰東尾根~南峰西尾根失敗 ④
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