広島南アルプスショートコース順縦走 ②
踏み切りを渡って、勝手知ったる路を歩きます。そして、「清掃ボランティア?」でにぎわう日吉神社、何らかの「強制力」などが働いていないことを望みつつ、そのそばの急坂を通り過ぎます。到達した花みずき台登山口は、割ときれいに草が刈られていました。この時季じゃからか、ひっつき種もなさそう。
さてと、いつもの難斜面を上って、七九谷尾根道へと向かいます。そして、相変わらず破損したままの「夫婦スギ」表示板を見ながら、八幡水。そして、左の坂を上って急登の入口へ。ここで、性根を入れなおして、上っていきます。この前の雨で落ち葉が濡れているので、いつにもまして滑りやすい。上り坂とはいえ、気をつけます。
かなり上ったあたりで、下りてくる男性ハイカー。ほぼ同年輩か?。「この坂はかなりの急勾配。下りるには、危ないところも。こちらは、上るだけ歩くことにしとる」と、話しかけます。すると、「確かに。しかし、これまでは、そんなこともなかったんじゃけど」との応え。じゃが、それはいつごろのことかのぉ。
ここ数年、状況は変わっていないような気がするが。ま、それはそれ。それぞれの感じ方じゃ。とにかく、「道が濡れているから気をつけて」と、声をかけてすれ違います。さてと、こちらも他者のことを言ってはおれん急登。滑りながらも、何とか、見張台への標識がある縦走路へと乗り上げます。ここからは、3つほど忍者登りのコブ。
それでも、まだ歩きやすいルート。武田山山頂に到達すると、めずらしく先着者。男性ハイカーが2人。あっ、そうか。今日は水曜日とはいえ、10連休の一日か。「今日は、少し春霞がかかってはいるものの、けっこう見晴らしがエエですね」と言いつつ、そのひとりに、周防大島が見えることを告げる。
それだけ言い残して、火山へ向けて出発します。進路に向かっていると、「親子ハイカーがどうの・・・」という声が聞こえてきました。もう一人の男性ハイカーと話しているらしい。そんな声を耳にしながら、先へと向かいます。しばらくすると、背後に駆け寄る足音。おっ、ランナーかと思い、道を譲ることに。
ふり返ってみると、ピークにいたもうひとりの男性。声をかけてみると、ずっと走るわけではないが、鈴ヶ峰まで行くとのこと。今日がはじめてらしい。そして、何やら親子が途中で、道迷いしたらしく。助けに行かなくてはならんとのこと。そう言い残して走り去ります。それにしても速いのぉ。すぐに姿が見えんようになったで。
じゃが、歩きながら考えてみるに、何でそのことを知っとるんか。はじめて歩くコースで、道に迷った人を探すなんぞ、どういうことかの。どのあたりかと聞いても、返事がなかったで。どうも、おかしいの。こん奴(な)の「妄想狂言」じゃないんか。そうした思いが、暇な頭の中に、ふつふつと沸きあがってきました。
弓場コースの下り。途中、巻き道が造られているところ。前から気づいてはいましたが、ふり返ってみると結構な勾配。旧い道とあんまり変わらんで。のっぺりしているので、これを利用する気になるのは、下るときだけじゃの。小岩の取っ掛かりがあるだけ、旧道の方が歩きやすそう。道理で、上りでは気づかんはずじゃて。
🚃 つづき:広島南アルプスショートコース順縦走 ③
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