荒谷山クランク 北峰東尾根～南峰西尾根失敗 ②

　どうも納得ができんのぉ。その先、目を凝らせて歩きますが、同じような墓石の並ぶ場所はありません。いったい、どうなっとるんじゃろ。同じ取り付きじゃったんかのぉ。それにしても、あの鞍部の手前に、左へ折れる尾根があったとは考えにくいの。いずれ近いうちに、この不可思議を検証する方法を考えて出してみよう。

　さてと、それはそれ。今日は萩原峠から東尾根を上るんじゃ。ちょっと、右脚が痛いのぅ。坐骨神経痛かも。ときおり脊柱を左に側屈させながら歩きます。やがて峠に到着。こりゃぁ、安佐動物公園のすぐそばじゃ。登山口の標示などありはせんが、石の突き出した垣を上って、尾根に取り付くことに。すぐに道のようなもの。

　ここで間違いないのぉ。そう思いながら、尾根線をたどっていくと道沿いには、山歩き情報にあった、「安佐動物公園の」という鉄線の柵。幸いなことに「棘」がない。やや道が不明瞭なところも、これを導きにして進みます。やがて、この鉄線も途切れてしまい、急勾配。それでも、何とか尾根筋をキープして上っていきます。

　何度か、あさひヶ丘ルートとの合流点か、544ピークか、ひょっとしたら北峰かなどと、甘い期待を抱かせる青空。しかし依然として、そこには到らず。それでも、何とか乗り上げたのは、めったやたらにリボンのなびくあさひヶ丘ルート合流点。チェックしてみますが、逆送したときにこれを見つけるのは、難しいで。

　それにかなり上ったあたりは、ルートが不鮮明。よほど気分の高揚がないと、下りコースに挑戦はできんのぉ。それにしても、前々から気になっとた廃れリボンが、けっこう上のほうまで延びとるで。いったい何のためじゃろ。山歩きの阻止かのぉ。よう分らんが邪魔になる。「リボンヤブ」と言うても、エエくらいじゃ。

　北峰の手前に岩場があったような気がしたんじゃが、結句、見当たらなんだ。記憶違いかの。ま、北峰で、ひと息。さてと、これからは若干の上り下りはあるものの、概ね下りじゃ。気持ちを楽にして、下山にかかります。それにしても、幸の神への分岐。にぎやかな表示はあるけど、ルートは整備されたんかの。

　この前は、この谷ルートを下りて難儀したが・・・。そんなことを考えつつ、南峰へ。東尾根ルートの下山口をチェックして、西へと向かいます。そして、これが西へ延びているルートに違いないと、一番高い尾根へと入ります。コンパスでも、方角をチェックしつつ。コブも確かめながら・・・。とにかく一番高い尾根線をキープじゃ。

　ときおりある古びたテープや、めずらしい布切れのマークをチェックしながら、道らしきものをたどっていきます。こんなものがあるだけでも、この前下りた北峰西尾根とは、ずいぶん違うで。ちょっと、潅木ヤブっぽいところもあったりしましたが、何とか尾根筋をキープ。そのつもりで歩いていました。確信をもって・・・。

💣 つづき： 荒谷山クランク　北峰東尾根～南峰西尾根失敗　③