白木山・押手山縦走 御木戸~下大林 ③
ま、そこまでは言わず。追い込みにかかります。やがてまもなく、白木山山頂。風 除け小屋からは、人の声と美味そうな匂いがします。今日は、雪が積もっとる分けじゃなし、入るまぁて。じゃが、風は強いで。そこで、風下気味の祠の横に座って、昼飯タイムに。気温5.6℃、湿度42%で、手がかじかむ。
しかし、食後に熱いコーヒーを飲むと、気分が良くなってきました。さてと、押手山めざすか。確か、こっちじゃったはず。こっち側も伐採されていて、道が分りやすい。しかし、標示がないので、ちょっと心配。久しぶりじゃけんの。それでもやがて、道の様子から、押手山ルートをたどっていることが確信に。
しばしのトラバースを経て、急降。ここは前に上ったとき、雪が積もっとって、難儀 したことのある斜面。押手山関連で、苦しい記憶に出てくる場所のひとつ。やがて、ケルン。ここを北へ折れるんじゃったんじゃが。尾根伝いには、「トゲへ下山」の標示。ここからも行けるんか。ま、しかし、今日はとりあえず、押手山へ行かにゃぁ。
縦走路は、ロープが張られた急斜面。かなりの高さを下りていきます。難儀なのぉ。それにもかかわらず、ここは記憶に残っとらんで。今日は、あいにくにも、手袋を忘れてしもうた。しかし、素手でトラロープをつかむのは冷たい。そこで、アームウォーマーを、手まで下ろして代用します。
それにしても、このロープ、細いのぉ。じゃが、ときおり滑る足を何とか食いとめる ことができたので、ありがたい。この難儀を乗り越えると、しばしユル稜線に。しかし、地図では、すぐ近くに見えるけど、743ピークまではけっこうあるの。途中には、ピークと見まがうコブも。そうこうしつつも、何とかピークに到達。
テープに印があるので、それを確認することができました。さてと、押手山じゃ。そう思って、進むと、稜線の先には、西方向への分岐。「右押手・直高谷桐原」と書かれた札がありました。なるほど、ここからも下りれるんじゃの。じゃが、ここも予定ルートじゃぁないで、と押手山方向への矢印に従って、下りていきます。
ところが、歩いていくうちに、ヤブっぽい下り坂になったので若干不安に。ひょっと して、分岐の選択を間違えとるんではと、戻ってみることにしました。上り返してみると、けっこうな急勾配。しかし、必要ならば、ここで軌道修正しておかんと、大ごとになる。そう思いながら、分岐に戻ってみましたが、この道で間違いなかった。
やがて、目的の鞍部にたどり着きました。きちんとした案内。但し、そのプレートには、「2016年災害のため、通行注意」とのこと。ま、今は押手山が先。ここから、地形図の等高線に見合う急坂が続きます。息を切らせて、「ここを下りるのは、たいへんかも」などと考えながら、上っていきます。
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