白木山・押手山縦走 御木戸～下大林 ④

　そして、ようやく押手山山頂。ここまで来て、メシにするのは無理じゃったの。白木 山で、正解じゃったで。ひと息ついて、折り返します。しかし、下りてみるとさほど、滑って危ないということもありませんでした。鞍部に近いところで一部、そのようなところもありましたが・・・。まもなく鞍部の分岐。

　さて、ここからじゃて。しかし、当分の間、斜面を九十九折れに下りていきます。ところが、しばらくすると、崩落した谷。けっこう広範な崩れなので、深い亀裂があるわけではない。そのため、そこを横断する案内テープが、貼られいました。その谷が狭くなったところあたりに、崩れた枯れ沢。

　道らしきものが途切れたところで、向こう岸にテープ。さほど難儀ではない渡りです が、しかし、上流を見上げると、岩がゴロゴロしています。やがて、しばらくすると、林道に下り立ちました。山合を下りていく道路、前を歩いていた地元の人らしき男性に声をかけます。山裾に崩落跡があったことを話します。

　しかし、山の中のことだからでしょうか、あまりピンとこない様子。確かに、このあたりの民家はみんな高台にあるのぉ。谷川沿いにあった一軒は、改装でもせざるを得なかったのか、新築のように見えましたが、もはや2年以上前のこと。川沿いに傷跡は見当たりません。さてと、ようやく、バス通り。

　「下大林」か、「ガラスの里」か、どちらにするか。バス停に迷いますが、「ナビタイ ム」で、確かな便数が示されていた下大林のバス停が見えたので、そちらにしました。しかし、乗り込んだバスで走っていくと、ほぼ同じ距離。ガラスの里のバス停は、道路から少し引っ込んどったから、分らんかったらしい。

：（了）