広島南アルプスショートコース逆縦走 ③
そんなことを考えながら尾根へ乗り上げて、パノラマルートへと入ります。それにし ても、この前より、抉れがひどくなっているような感じ。確かに先日、雨は降ったけど、下界ではちょっと強い程度じゃったんじゃけどな。砂の流れた痕跡とともに、深みが増しています。もはや、初心者ルートじゃないのぉ。
何とかならんのじゃろうか。まぁ、「部外者」には、やりようもないが・・・。大茶臼山ピークは無人。イオン・アウトレットなどを眺めながら、昼飯を食べます。太陽光パネルの下では、昼前までには、まだ重機が動いとったで。いったい、何をしよるんじゃろか。これも、どうでもエエことなんじゃが、歩くたびに気になることのひとつ。
さてと、昼飯を食べ終えて、後半ルートじゃ。丸山をめざして、ゆるりと歩きはじめます。ムーミン岩をチェックして、ピークへ。この時季、初日の観望場所を、あれこれ探してしまいます。この山頂広場は木が伸びすぎて、まともに展望できそうにないで。しかし、考えてみたら、初日の出か。
それが、見えようが見えまいが、それはさほど重要ではない。別に初日を礼拝するわけでもなし、元旦に山へ上ることがポイントなんじゃ。山頂広場を占有する「ソフトバンク」には、不満タラタラじゃが、ま、エかろう。そんなことを思いつつ、高歌放吟しながら、火山へと向かう。ハイカーは誰もおらんで。
伴(三田)峠から火山へ上っていると、例のムラサキの実。もいで口に入れてみま す。あまり旨いもんじゃないのぅ。指も舌先も紫色に。ま、この時季じゃけぇ、口にせんわけにはいかんじゃろぉ。この実の名前は忘れたが・・・。やがて、人の声。どこから聞こえるんかの。そう思いながら歩きます。
しばらくすると、展望岩場に7~8人の男女。ルートから少し離れているので、あいさつを交わすこともなく通り過ぎます。先ほどの高歌放吟で、避けられているのではなかろうかとなどとも憶測しつつ・・・。彼らは下っていたらしく、その後、追いついてくる気配はありませんでした。やがて、火山山頂。
ここも、無人。ひと息ついて、さぁ、武田山じゃ。こっからの下りが長いんじゃて。今のところ、脚の調子はそう悪くはない。しばらく上り下りして、ようやく水越峠。さてと、最後の急坂上りに入るか。頭ぶつけ木に気をつけながら・・・。もはや、何のマークもなくなっています。ま、これに頭をぶつける愚か者は、自分くらいのものじゃろ。
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