広島南アルプスショートコース順縦走 ④
竹林を上って、右に山田団地の入口。貼られているポスターをたまたま見ると、何 と美鈴が丘でツキノワグマ発見の知らせ。今年6月とのこと。こげな大事件があったんか。じゃがそれにしても、これまで、このポスターには気づかなんだで。「ほんとに、ツキノワグマじゃたんかの」。そんなことを思いながら、鬼ヶ城山へ。
美鈴が丘団地に、ツキノワグマか。どう考えても、おかしいのぉ。ここまでクマが下りてこようとしたら、道路や住宅団地をいくつも通らにゃぁならんのに。さらに、この道路と団地に囲まれた一角で、野生のクマが棲息できるはずがない。何かほかの動物と見間違えたんじゃろ。そう考えながら、近道の急坂を上って鬼ヶ城山。
たまたまピークにおった男性に、クマのことを聞いてみます。すると、そのことは知っとったようで、「ワシも信じられんかったが、知り合いが子グマを見たらしい」とのこと。毛色が黒かったらしいが、「ここらでクマが食うものはなかろう」と返しておきます。ひょっとしたら、アライグマじゃなかろうか。
まぁ、どうでもエエんじゃが・・・。「ここらにツキノワグマが、おるわけがない」など と思いつつ、東峰へと向かうユル坂。そうは言っても、上りなので、いつものように左側のちょっとキツイ坂を進みます。東峰山頂にたどり着いたのは、15時29分。誰もおらん。ちょっとゆっくりと、山歩きバージョンを解除。
完歩祝いもして、下山にかかります。水場からは滔々と流れる音。しかし、今日は寄る気分ではない。やがて、崩れ道。「はて、どっちじゃったかいの」と考えていると、下から上ってきたストックハイカー。「おお、こっちじゃったか」と、その男性に、「おかげでルートが分った」と、告げます。
すると、そのハイカー、「崩落は支流じゃから、次に台風の直撃でもなければ大丈夫」と、何となくピントの合わない応答。しかし、そのすぐ下の砂防ダムも砂でいっぱい。やっぱり、台風に限らず、大雨が降ったら危ないじゃろ。ま、すれ違う通行者は、適当な思いを喋るもの。まぁ、その責任を問うものは、おらんからの。
:(了)
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