角山連山縦走失敗 ②
そんなことを考えながら、下深川駅で列車を降りて、代行バスに乗り換えます。10 分あまり早めにバスが着いたので、出発時刻まで乗車して待機。「さて、楽しみじゃの」、言い方がジジくさいか。バスの出はじめは、ふだん見かけぬ県営住宅の間を縫う高所の道。次は狩留家駅とのアナウンス。
やがてバスは、見慣れた三篠川沿いの県道を走ります。そして、井原市と称するバス停に到着。運転手に切符を差し出しますが、受け取りません。それならそれで良かろうと、バスを降ります。位置確認のため、地形図をチェックすると、予定している登山口より少し西側に降りた様子です。
さてと、登山口があるとしている浄満寺。旧道へ出て、東へと戻ります。案内など ありませんが、それらしき路地をたどって線路を越え、東に折れると養泉寺らしき寺。この左側の道を進んでいくと、張りめぐらされた獣よけフェンス。入り口のちょっと難儀な、ハリガネをはずして入ります。もちろん修復。
それからしばらくは、道のようなもの。さらに、踏み跡らしきものをたどりつつ、斜面を九十九折に上ります。やがて、ピークにはなりますが、まともなルートは見当りません。右の尾根は枝尾根のようなので、左へ。ところが、どんどん下ってしまいには、人工的な建造物がみえてきました。
こりゃ違うで。先に山並みも見えんし。ピークへ引き返すことにします。今度は右 へ、じゃが、これも下りていくと、集落のようなものが見えてきました。違うの。そこでふり返ってみると、左側に稜線のようなものが、次の峰へ向けて続いているようにみえます。あれじゃろ。難儀じゃが、もう一度戻ってみます。
しばらく進むと、山道らしきものが続いていました。おぅ、これじゃ。歩くほどに、これで大丈夫じゃろ、軌道に乗ったで、と確信。ところが、それでも一応と思って、コンパスで方向をチェックすると、磁針が反対側を向いています。こりゃおかしいの。じゃがここまで、紆余曲折しつつも、道なりにまっすぐ歩いてきたんじゃ。
つづき: 角山連山縦走失敗 ③
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