朝日山・経塚山縦走 ④
ところが、この先がしばらく急登。落ち葉の積もったところに雨が降っているので、ますます滑りやすい。それを何とか乗り切ったところで、若干ユル坂となり、やがて大岩。これを右に巻くように急坂。途中でつまづいて転んでしまいます。思わず右手をついた先に、削いだように割れたビール瓶。
割れ口がこちらを向いていました。しまったと、直ちに手を引っ込めましたが、もう遅い。中指の先から血が滴りだしました。わざわざこんなところに放置しやがって。こん畜生め。後続者がケガをしないよう、ビンを反対向きにしておきます。そして、稜線。一部急坂もありますが大半はユル勾配。
それにしても、山頂に着かんの。そう思いつつしばらく歩き続けて、ようやく経塚山ピークに到着したのは10時31分。計画の10時31分とぴったり。それでも、西へ下りるルートがないかと探ってみます。やや北西方向にポールが置かれていました。今日はとてもその余裕はないので、いずれそのうち・・・。
すぐに引き返すことに。下る方がポールをたどりやすく、歩きやすい。それでも、急降には難儀しつつ。ようやくたどり着いた、先ほどチェックした鞍部。はてここは、どう下りたら良いものか。案内らしきものは何もありません。地形図を確認すると、斜面を少しばかりトラバースしているように見えます。
ちょうど右の斜面にそのようなものがるので、谷の方にある幹に巻いたテープにも心を残しながら、斜面のほうをたどってみることに。針葉樹林を縫って進む道のようなもの。いずれ左の谷ルートに合流するじゃろ。そう思っていました。ところが、道幅が片足ほどになってしまいます。こりゃ、危ないかの。
やがて、道は途切れて、その先の枝谷に下りてしまいます。しもうたの、冒険はできんのじゃが・・・。仕方なく、その谷の踏み跡のようなものをたどって下りていくと、左の谷と合流。冷静に考えてみれば、当たり前か。おっ、テープがあるで。そう安心したのも束の間。やっぱり、こちらも沢下り。
それでも、下りていると道のようなものがあるので、それを頼りに進みます。しかし、この道、いつの間にか斜面トラバースに変わります。これでエエんかのと思いつつも、とにかく山道じゃ。やがて、もうひとつ東側の谷へ下りてしまいました。難儀なことになったんじゃなかろうのぉ。それでも、とにかく下へ。
すると、何とか道のようなものは続いています。そして砂防堰堤。ここで方角をチェックすると、確かに南へ向かっています。さらに次のダム。ちょっと荒れてはいますが、補修道のようなもの。そして、やがて予定していた大きなため池が見えてきました。やった。ルートはこれで良かったんじゃ。
つづき:朝日山・経塚山縦走 ⑤
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