広島南アルプスショートコース逆縦走 ②
斜面で何をしとるんか知らんが、指示をした人の足元には巻いたカズラのようなも の。これを採っとるんじゃろうか・・・。よう分からんままですが、"It's none of may business"と通り過ぎます。やがて、たどり着いた水場との合流点。そこでは珍しく、景色を堪能している男性ハイカー。あいさつを交わします。
水場を見おろすと、今日は水が流れ出ていました。この前、水が出ていなかったことをそのハイカーに話すと、「水源をせき止めとったんでしょ」との応え。「そうかのぅ」と思いつつ、納得せぬままで、先行します。いったい、何のために・・・。どこをせき止めたと言うんじゃ。それは、単なる思いつきじゃろ。
九十九折れを折り返しはじめたあたりで、人の気配。先ほどのハイカーらしい。追 いついてくるつもりか。追い越したハイカーに越させることはできぬという心理が働いて、心もちピッチを上げます。そしてまもなく、東峰。水分補給をしていると、そのハイカーが上ってきました。「速いですね」と声をかけてきました。
こちらより速いやつは、いくらでもおるんじゃという気持ちで、「そうですか」と応 え ておきます。何となく、それ以上話し込む気分にならなかったので、すぐに鬼ヶ城山へと歩を進めます。東斜面を下りて、道行地蔵から上ります。山頂には、この前から立派な標柱。
遊歩道には、よく熟れた小さな赤い実。口に入れてみると、スッパイばかり。やがて、草沼道を渡って、捩れ階段。適当にカウントしたつもりでしたが、ピッタリ210段。見晴らし尾根から、北西の山々の同定を試みます。これは、その場でせんと、できんな。後から写真でというのは、やった試しがない。ひと息ついて、パノラマルートを下ります。
315ピークから下りていると、女性の声が聞こえてきました。こちらは、その後を追っているのか、それとも前から来ているのか。考えてみると、ここまでの山道はクモの巣だらけじゃったから、向こうから歩いてきているに違いない。するとまもなく、2人組みの女性ハイカーに出会います。
前のひとりは、ササの葉を振りながらやってきました。あいさつを交わして、クモの巣があったかと聞いてみます。すると、いっぱいあったけど、掃ってきたとの応え。それに対して、ここまでは、こちらが切ってきたことを伝えて、すれ違います。ほんの少しだけのふれあい。やがて、ヤブッぽいままの柚木城山に到達。
ひと息ついて、急坂。その後は稜線トラバース道を進みます。2つのヌタ場は、泥水でいっぱい。鉄塔丘から見えるイオン駐車場のクルマはまばら。平日の午前中じゃから、こんなもんじゃろ。己斐峠道へ下り口、ルートの変更表示がないか探してみます。しかし、何もありません。しゃぁない。いつもの、代替ルートへ。
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