三石山 山道被害調査 ②
さてと、今回は熊野営業所を基点に5kmほどの計画。なんぼ暑ぅてもこのくらいは歩かにゃいかんじゃろ。バスの運行状況は、センターへ行ってみんと分からんが、ありのままに受けとめるしかなかろう。そんなことを思いながら、乗り場で待っていると、ほぼ定刻の9時18分に、バスがやってきました。
乗り込むと、車内の席をめぐってズングムークの男たちの小競り合いに。別にそれが長引くということはありませんでしたが、満席というわけでもないのに、いったい何に気を立てているのか。暑いからか。やんちゃな遊び心かもしれんが・・・。ま、トロイ方の男のおかげで、こちらも定席には座れんかったぞ。
さてと、今日は海田大橋料金所を過ぎても、けっこう進むで。大丈夫そうと思ったのも束の間、やがて少しばかり渋滞に。ま、気楽に行かむ。ま、呉方面へのクルマが減った分だけ、解消されたようじゃて。絵下山登山口になる山道の歩道橋は無事なよう。しかし、そのすぐ北側の鉄塔下には、ブルーシート。
左の金ヶ燈篭山にも、一本抉った崩落跡がありました。その下にある家屋の配置にも、少しばかり奇妙な傾きの兆しも。それにしても、ここらあたりから渋滞。止まってしまうことはないけど、じわじわ。ちょっとずつ止まる。なかなか前に進まんで。ま、歩いてこの谷を上るよりは、身体への負担は小さい。
もはや、根性や精神力で何とかなる気温じゃないんじゃ。楽ができるときは楽せにゃぁ。日常活動のすべてにおいて、そういう待遇に甘んじることができるとは限らんのじゃから。たとえ、現在の状況が自分の身体を甘えさせることになるとしても、今はそれを受け入れよう。そんなことを考えながら、バスはやがて熊野に。
ところが、まずはじめに止まると思っていた熊野営業所の手前から、南へと回りだします。いったいどこへ行くんじゃろ。こうなったら「川角」の手前と見当つけて、「境橋バス停」というところで、バスを降ります。想定外に近くまで来てしもうたで。これじゃぁ、よぃよ、歩く距離が短こうなるのぅ。
すぐに川角へ向かう交差点。川沿いの道を歩きはじめると、こちらには、さほどの被害は見当たりません。まもなく、親子連れに出会います。「向こうは、大変なんですかね」とたずねてみると、頷きが返ってきました。「そうか」と覚悟して、東へと向かいます。そして、南北通路を南へ進みかけます。
待てよ。ここは北から町民体育館へと行ってみるべし。ここは、相棒の試合の付き添いで、ときどき来ていたところ。グラウンドには、残土や流木が積まれています。自衛隊のクルマも数台。じゃが、このあたりには、別段豪雨被災の痕跡らしきものは見当たらんで。それもそても、三石山登の山口までは行ってみよ。
つづき:三石山 山道被害調査 ③
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