久地冠山~仏峠コース完走 ③
それにしても、この鬱蒼とした森に囲まれた岩場。神様として祭っても、不思議ではないほどの雰囲気があります。何とか上りついたピーク。しかしやっぱり、ここからの小さな展望もまっ白じゃ。ひと息つきます。そして、この先は倒木が続く荒れ道。これを下って行く。ま、これまでのような急勾配じゃない。
確か、この尾根の先にあったはずの不思議な大木分岐までは行かず。その手前から、指示に従って下る、枝尾根道。この前上ったときには、けっこうキツかったんじゃ。ま、それでも、斜面を歩くようなことはことはないで。まもなく、ユル山道に下り立ちます。そして、目印にしている大倒木分岐に。
ここからも倒木がたてつづけに道を塞いでいますが、これまで辛酸を舐めながらも何度か歩いた道なので、心配することはありません。そして、ときどきあるテープを頼りに稜線を歩いて行きます。尻高山までは、地図どおりなのですが、結構な距離に感じます。上ったり下ったりしながら、黙々と。
やがてようやく、尻高山ピークに。ここで昼飯じゃ。展望はないけど、それは覚悟の上。それにしても、辛いばっかりで面白みのない山行。可部の山は、ほとんどこれじゃて。ま、そんなことを心の片隅で思いながら、林道終点(起点)めざして歩きます。これも結構な距離。この前逆送したときより、ヤブっぽい感じ。
それでもやがて、その終点に到達。さてと、案内テープにあった萩尾山というのが603.7ピークかのぉ。上り口を探します。おぅおぅ、これは見覚えがあるで。若干ヤブっぽいルートをたどって、何とか三角点へたどり着き、ひと息。さてと、南に見える次のピークをチェックして、そちらに向う下り道を探します。
しかし、リボンに従うも、途中で途切れてしまいます。あっちへ、こっちへと歩いてみますが、どこにもまともなルートらしきものが見当たりません。さてと、どうすべや。ま、さっきのリボンの先へ行ってみるか。再度挑戦、ヤブをかき分けて、斜面を下ります。おぅおぅ、ここは覚えがあるで。
段差のある、荒れ林道への急坂。何とか下り立ちます。さてと、この次のピークが問題なんじゃ。あまり、ハッキリしたルートではなさそう。何とか、ときどきあるテープのようなものをたどって急勾配を上ります。これまで、さんざん迷走させられたのは、このピークじゃったんじゃ。同じ轍を踏まないよう慎重に歩きます。
「仏峠」と書かれたテープがあったので、それに従います。すると、斜面をトラバースする足の幅くらいしかない細い道。そこを歩きましたが、見上げてみると、尾根を通っても、さほど違わんのじゃないか。今度歩くときは、あっちを行ってみよう。そんなことを思いつつも、それから先が、想定外に長い苦難の道。
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