矢野・熊野 山道被害調査 ③
どうも、食欲もいまひとつ。ちょっと脱水気味なのかもしれません。そこで、ここで45分ほど横になって休ませてもらうことに。しばらくすると、集会所の中から男性が、その後しばらくしてから女性が出てきました。熊野営業所の所在をたずねてみますが2人とも、「広島市から派遣されてきたので、よく分かりません」との返事。
そう言えば、入口に「避難所」になっているとの張り紙があったのぉ。避難している人がいるのかどうか分からんが。いずれにしても、いつものように、山歩きは自己責任、自力で行くしかなかろう。上ってきた道を下りていると、若めの男性ウォーカーが上ってきました。たずねてみると、もうひとつ要領を得ません。
「地元じゃないんか」と問い返してみると、こちらの思いに反して、「まだ、だいぶん歩くようなので」とのこと。なるほど、浅田病院のある坂を抜けてからも、かなりの距離。上りきったあたりで、仕事で出はいりしていた男性に、熊野営業所の位置をたずねてみます。すると、この先の信号を左へとのこと。
なるほど、地形図には広島バスの熊野営業所は記されとらんからのぉ。じゃが、だいたい見当をつけて、進んで行きます。途中のセブンイレブンで、安リキュールを飲んで「水分補給」しつつ、ひと息。東に見える三石山には、土石流の跡。あの麓が川角かもしれん。しかし、今日はこれ以上、歩く元気がない。
それでも、何とか熊野営業所にたどり着きます。行っていけん距離ではないとは思うが、脱水気味のため、あまり無理はすまいて。そんな気持ちで、ようやくたどり着いた熊野営業所。不思議なことに、広島行きバスの時刻が電光板に表示されていません。まさかと思いつつ、係員にたずねてみます。
すると、14時発とのこと。他にも同じことを聞いている女性が。発車時刻が確定できんのじゃろうか。しばし、ここでも炭酸飲料を飲みながら休憩をとることに。到着したバスは、遠回り感覚を抱きながらも、特に渋滞もせず、「本通バス停」に停車。こっからが長いんじゃ。何で、出発と帰着が違うんじゃろ。
次は三石山をチェックするか。先のニュースでは、まだ避難指示が解除されていないとのこと。しかも、熊野までバスでまともに来ることができるのかどうか。旧道は、あの分じゃ当分復旧しそうにはない。それでも、挑戦するか。誰ひとりありがたがるわけでもないが・・・。ちょっと、身体を休めることも含めてじゃ・・・。考えてみよ。
:(了)
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