広島南アルプスショートコース逆縦走 ③
ところが、後には若い男性。ま、いずれにしても、今まで姿を見なかったのに追いつかれたということは、こちらよりハイペースのはず。ここは道を譲ります。その男性、少し先へ行くと走り出しました。そうか、ランナーか。やがて、摸木階段道から九十九折れになり、そろそろ山頂かというあたりに。
大きな荷物を持った男性3人が下りてきました。キャンプでもしとったんじゃろか。じゃが、あいさつだけ交わして、そこまで立ち入ったことは聞かずじまい。そして、すぐその後から、さっき追い越したランナー。追い越されたときからすると、ちょっと遅いような・・・。はぁ、西峰まで行ってきたんかの。
「もう山頂まで行ってきたんかの」と声をかけてみましたが、走り下りることに専念しているようで、反応なし。まぁ、どうでもエエんじゃが。さてと、左足首に違和感を感じながら、東斜面を下りていきます。歩いていると、この前あった新幹線での衝撃的は殺傷事件のことが、頭に浮かんできます。
もちろん、あっしには関わりのねえことなのですが。あの場合、亡くなった男性には申し訳ありませんが、蛮行にかまわず逃げた方が良かったのでは・・・。狂った奴は、野獣と同じ。その行動を諌めようと、何らかの力を加え、追い詰めたことで、かえってその凶暴性が増したのではないか。そんな気がします。
放置して、切りつけられた女性たちが命を取り留めたかどうかは、その現場に居合わせなかった者としては、何とも言いようがありませんが・・・。少なくとも、逃げていたら、ひとりの命は失わなくとも済んだかもしれません。狂者の闘う意志を喪失させるだけのダメージを与えられるという確信がもてないかぎりは、逃げる限る。
ま、自分や家族が襲われたときは、別ですが。今日は、そんなことが頭の中を堂々巡り。その怒りに似た感情で、脚の痛みも感じなくなってきました。やがて、鬼ヶ城山。山頂表示は欠損したままじゃの。ひと息ついて、さて行くかと思っていると、男性ハイカー。手にしているのは、何やら捕中網のようなもの。
カバーがあるので、よう分からんが・・・。その人に、表示がなくなっていることを、嘆いてみます。すると、この前何やら、設置のために計測に来ていたようだという話。そうか、まもなく復旧するんじゃの。楽しみじゃ。さてと、山頂から下りて、鬼のさんぽ道を歩いて行きます。途中で、レモンムシパンを食べて、エネルギー補給。
まぁ、これも気分の問題じゃて。草沼道から、捻れ階段を上って、315ピーク。さらに柚木城山を経て己斐峠へと向います。ところが途中で、腰の曲った、Wストックの男性ハイカーとすれ違います。「気をつけて!」と、思わず声をかけてしまうほど。そこはトラバースじゃったが、はじめとおわりは、かなりの急坂じゃがのぅ。
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