高八山 ③

　しかし、山道らしきもののある尾根がヤブい。左に下りかけますが、何とか持ち直して、右側へと下りていきます。何の案内もない出口。しかし、その下には老人施設があるので、間違いない。どうも、スッキリした気分にならん山じゃ。そう思いつつ、ここから道路を、振り出しの西正寺バス停へと戻ります。

　まぁ、ここからは想定していたように長い道。花みどり公園で顔を洗う。バス停に早めに着いたら、適切な便があるかもと期待しながら歩きます。上り口をチェックしたのは、13時39分。そして、ゴム工場から県道へ。急いで西正寺バス停へと向います。しかし、到着してみると、13時48分。どうするかの。

　対側14時17分発の大原駅行きか、同側20分発の飯室行きか。対側のバスに乗れば、くすの木台線に乗り換えることになるから、だいぶん待つようになるで。飯室行は、安佐営業所に行くから、いくつかの路線があるはず。うまい具合に接合する可能性は高い。ま、こっちにしようて。運賃は高うなるけど、長う待つのは勘弁じゃ。

　そのつもりで17分の便はやり過ごし。とは言うても、対側にはバス停がない。背を向けていると通過してしまいました。そして、20分に3分以上遅れてきたバスに乗って、安佐営業所へ。到着すると、すぐにバスセンター行きの便が来ました。「ラッキー！」。長いながい行程。データを書き出します。

　それしてもこの高八山。歩く距離の割には急峻。まともな道のないところもある難儀山じゃったのぅ。山頂からの展望があるわけでもなし。ま、可部に多い、面白うない山のひとつ。それでも、いつかそのうち、昼前からルートででも上ってみるか。ちょっとばかり、交通費が嵩むのが癪に障るがの。

：（了）