陀峯山 河内~南大君 ③
やがて、大君ルートとの合流点、ここはもちろん、右方の上り道を進みます。まもなく、クランクカーブ。それを過ぎたところに、深江方面分岐。どうも南西へと続きそうなルート。ちょっとこっちからアクセスすることは、いまのところさっぱり見当がつきません。そんなことを思いながら、上っていくと陀峯山(438m)に到着。
山頂には、電波塔がありました。これを360度、ひと回りできますが、北東部方面は木が繁っていて展望はまばら。気温15.8℃、湿度51%。少し風があるので、ウインドブレーカーをはおります。東屋のベンチは日陰。そばの小岩に座りますが、ここは見晴らしがいまひとつ。そこで、削りあとの目立つ大黒神島を前に、昼食。
せっかく、三方が眺められるピーク。一区切りしたところで、今度は北方が眺められるところへ移行。宇根山や真道山を見ながら、ゆっくりと食べます。さてと、後はおそらく下り一方の林道。完歩祝いの先取りでも、ひと口飲むかとリュックを探っていると、「こんにちは」という声。そちらをふり向くと、軽装の男性。
「早瀬から上ってきたけど、ずいぶん時間がかかった」とのこと。「そちらはどこから、深江からかね」と言うので、それを否定して、河内からと応えますが、それが通じません。詳しくはないらしい。そこで、麓に見える大柿高校あたりを差して、あのあたりからと説明すると、その軽装ハイカーも、ようやく納得。
「今日は景色がぼんやりしちょるね」と言うので、「春じゃから仕方ない」と返します。大黒神島を指して、「角度で違うけど、ここから見ると、だいぶん削られ取るね。昔、産廃処分場にという話もあったらしいが、住民の反対がかなり強かったとのこと。それで、沙汰止みになったんですかね」と話します。
すると、「野登呂山南側、島の突先あたりに放射性廃棄物の処分場を造るという話があるらしい。反対のノボリが連なっちょったで」とのこと。「核燃料のカスも含めて、この日本に捨てるところはなかろう。それなのに、まだ原発を動かそうというんじゃけん。どうするつもりかの」といったやり取り。けっこう進んだ考えの持ち主か?。
しかし、それ以上話を突っ込まず、先発します。それでも、ピークのすぐ下の休憩所で、先ほど果たせなんだひと口。そこから、さらに気分よく歩いて行きます。やがて、分岐点に到達。今度はこれを右に入って、東へと向います。等高線とカーブをチェックしながら、現在位置を確かめつつ。
327ピークを巻いて、尾根の南側を回るカーブの先端に、「追の浦渓谷 丈の内展望所」との表示。そこに入らむと、カメラを向けて踏み込んだところで、「お先に失礼」という声。振り返ってみると、先ほどピークで分かれた男性ハイカー。「お疲れさま」と返します。往路を引き返すんじゃの。
つづき: 陀峯山 河内~南大君 ④
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