寒山 中畑~日浦畑 ③
ま、今さら仕方なかろう。ここで昼飯。潅木に囲まれてすっきりはせんけど、一応まわりの山々は見えるで。熱いコーヒーを飲んで下山。どうも2ルートあるようです。案内は何もありませんが、西方面にはテープがあるけどおそらく伏谷方面。予定ルートは、窓ヶ山らしき山が見渡せるこっちじゃろ。
急坂を少しばかり下りていくと、テープあり。大丈夫じゃ。かなりの急斜面ですが、踏み跡のようなものはあります。グッと下りてユル坂になったところ。よし! 今度は鞍部の東へ下りる地点に注目しますが、そこからは、意に反して何度か上り下りを繰り返します。それでもやがて、698ピークへの上り寸前にテープ。
これじゃ。これを下ることに。100m余りの急斜面。まだしも、テープがあるので助かりますが、ときおり見失います。立ち止まって、慎重にチェックしつつ・・・。ようやく、少し幅のある荒れ林道のようなものに下りたちます。しかし、まだまだ安心できません。崩落の痕跡がある荒れ放題が続きます。
そして、沢をあっちへ行ったりこっちへ行ったりの難儀。それでもようやく、荒れてはいるものの、ややまともな林道へとたどり着きました。ま、ここまで来れば安心。先行者のネット情報とテープに支えられて、あまり心配することはありませんでした。しかし、これを逆走するとなると、ちょっとした決意が必要じゃが、ま、いつかそのうち。
難儀な下り道も、やがて舗装道に。いくつか分岐があったので、地形図をチェックしつつ進みます。やがて、県道に。13時03分。「湯来の茶屋」とかいうシャレた店を横目に、通りすぎます。バスは確か13時10分のはず。これには間に合わんじゃろと思いつつ歩きます。そして、ようやく戸山車庫バス停。
バスは13時20分じゃった。も少し急いだら、間に合うとったかも。ま、仕方ない。それにしても、広電バスとの接点が、次の14時20分でも分からんで。15時20分の便しか調べとらん。戸山車庫にいた第一タクシーのバス運転手に聞いても、「分からんね」と言うし・・・。三菱団地下入口で乗り換えるか。
そう思っていましたが、14時20分発のバスに乗って進んでいくうちに、「くすの木台」バス停からならどうか。イチかバチかじゃと下りてみます。すると、イチの方かバチの方か分かりませんが、次のバスは30分後。畜生、やられたという思い。戸山車庫と合わせると、長い長い待ち時間。ま、その間、山歩きデータを書き出します。
紙が足りなくったところで、通りかかった男性。83歳とのこと。寒山を歩いてきたと言うと、岳山をさして、あの山に上ろうと思ったことがあるが、いまだに実行していないとの話。眺めは抜群と勧めます。極楽寺山に米兵が落下傘で降りたとのこと。戦争中のことらしい。しばし、こちらも生まれていない昔のことで対話に。
:(了)
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