広島南アルプスショーコース逆縦走 ④
ちょっとばかり痺れを切らして、上ることにしました。すれ違うときに、「どこまで」と問われたので、「武田山まで」と答えます。すると、「往復するんですか」と聞いてきたので、まさか、「向こうに下りるんですよ」と。これは、起点と着点が同じでないと気が済まない、クルマハイカーの発想じゃな。
「今から往復しよったら、帰りは真っ暗になるわい」と思いつつ、大茶臼山ピークを越えて、畑峠を北へ向います。それにしても、丸山山頂から鉾取山方面の展望は悪い。次のコブからにするか。ここまでくらいなら、何とか来たこともある。元旦も、もうすぐ。初日は論外としながらも、いろいろ考えてしまいます。
さて、鉄塔ピークから石山、権現峠へ下りて火山へ。その途中で、何と言うんじゃったか忘れた紫の実を、ようやく発見。口にしてみると、舌が染まります。おっ、そうそう。焼酎を持って来とったんじゃ。その中へ漬け込んでみます。火山ピークも無人。ここからの下りは結構あるけど、コースからすれば、武田山まで後ちょっと。
それにしても、黒谷山。改めて眺めてみると、あんなに高さがあったかの。あれを越えるんかと恐れおののきますが。ま、実際に歩いてみると、見かけほどではありません。そしてやがて、武田山の肩へ。水越峠から10分でした。そこから、稜線の急坂コブは4つ(若干ユルいのも含めて)。
山頂にたどり着いたのは、肩から8分後の14時55分。下の広場には、いちゃつくアベック。「常に無人と勘違いするなよ」。そう思いつつ、その岩の後を下りていきます。ヒノキ林の九十九折れの坂から、大桜の下道。落ち葉に覆われていて、滑りそう。ちょっと歩きにくいのは、上道も同じか。
夫婦スギを過ぎてしばらくすると、七九谷谷ルートを封鎖するロープ。定番ルートはどうか。通行止めの案内地図がありますが、これが、よく分かりません。まぁ、下りてみよう。いつものベンチで、完歩祝いしつつ、紅葉を楽しみます。そして、切り株と薬ビンをチェックして、斜面を下りていきます。
工事用の橋、かなり朽ちてきたように見えますが、通行には差し障りなし。どうも、マイ下山ルート、工事による封鎖とは関係ないらしい。そのまま、花みずき台下山口へ。古市橋駅へと向います。踏み切りでやり過ごした広島方面行き、次は25分ほど後。ま、そんなこともあるさ。仕方ない。
ホームのベンチで、山歩きデータの書き出しでもするか。ひとつ向こうのベンチに座っていた若い女がコンビニ袋を落とします。そのことを知らせますが、その女は振り向きもせず。袋は風に飛ばされてついに線路へ。無自覚なゴミ散らかし女め!。つい「バカったれが」と、小声で叫んでしまいました。
:(了)
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