広島南アルプスショーコース逆縦走 ③
「あいさつは、さっきしたじゃろぉ」とと思いつつ、速いの。ひょっとしたら、10月の逆縦走で出会った足速女性じゃないかと、「前に出会ったことがありませんか」とたずねてみます。すると、「人の顔をおぼえるのが苦手」との返事。なるほど、こっちもじゃ。そこであのとき、「体育会系」と言わんかったかと聞くと。
「是」の答えで、認識が一致。どちらまでと言うので、武田山までと答えると、「すごい」。小茶臼、大茶臼を歩いていくのかとの言うので、小茶臼は行かんと正します。こりゃぁ、足速かもしれんが、縦走はしたことはないの。田方へ下りて折り返すとのこと。この先の「竹林は怖い」と言うので、夏は蚊が出るけど、「いつも美しいで」と応じます。
彼女は、それに同意しつつ、「光っとる竹がないか探してしまう」と、つまらんジョーク。そして、ずんずん、先へ。やっぱり、とても追いつけんで。ま、こちらは縦走の身、別に速さを競うつもりは毛頭ないのじゃが・・・。それにしても、速い。竹林の終わりあたりで、再会。また会うことがあうかもしれんと告げて、すれ違います。
さて、315ピークへ。捻れ階段、今日は209段じゃった。上りはじめが曖昧じゃから、こんなもんじゃろ。そこから、ひとつ高い尾根に向っていると、男性の話し声。見上げると3人ほど。しかし、こちらが乗り上げる前に、先へ行ってしまいます。そこへ到達すると、周囲の木が切られています。
そして、彼らの荷物。何やら、作業をするとの表示があります。「それにしても、速いの。追いつかんで」と思いつつ歩いていくと、右下の方からチェーンソーの音。どっかで斜面に下りたんかの。さらに歩いていくと、聞こえんようになりました。315ピークを過ぎてからかどうか、定かに覚えていませんが・・・。
柚木城山から、元二重鉄塔の丘。イオンは、ますます完成度を高めとるで。大資本じゃけぇ、「レクト」と張り合う計算はできとるんじゃろうの。まぁ、どうでもエエことじゃが・・・。己斐峠へ下りて、代替ルートを大茶臼山へと向います。パノラマルート、やっぱり急坂の上りはじめは、雨裂が深い。
何とか乗りきって、展望岩へたどり着きます。11時59分、気温9.1℃、湿度46%。無人なので、定席へ座って、オムスビ昼食。さてと、後半ルートに出発する前に、コーヒーを飲まむとしていると、背後に人の気配。どうも、声からすると、女1人男3人くらいかと推測。それが、しかしなかなか下りてこん。
準備を整えて、振り返ってみると、何やら落ち葉を振り払いつつ下りてきている様子。何やら、男性のひとりは82歳を越えているとのこと。84歳まではがんばりたいとの決意が聞こえてきました。確かに、この坂は落ち葉が滑りやすいんじゃ。ましてや高齢者、用心に越したことはないぜぉ。
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