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2017年12月 4日 (月)

仏峠~久地冠山縦走失敗 ②

  やがて、分岐らしきところに差し掛かります。しかし、前方も右方もどちらもImgp9789ヤブっぽい。「はて、どうすべや」と、あたりと見渡してみると、左に砂防ダム。「これには覚えがあるで。たぶん、ここじゃ」と、右の坂を上って行きます。覚悟はしていましたが、けっこうな下草と倒木。さらに、ガレが追い討ち。

 それでも、何とか道らしきものがあるので、それをたどって行きます。しかし、いつのまにか右の斜面トラバースしています。しばらくは、まともな道。ほとんど疑問も抱かず、進んでいましたが、だんだん曖昧に。どうもおかしいで。こうなりゃ、斜面を上るしかないか。すぐそこに山頂があるような・・・。

 そんな風に見えましたが、行けども行けども急登が続きます。それでも、ようやくリImgp9797ボンを見つけて、安心。しかし、ピークへはまだしばらく・・・。何とかたどり着いた山頂。たぶん、これは一番西の山じゃろう。よし、これからじゃ。そう思って、リボンに従って進みます。ときおり、方角をチェックしつつ。

 しかし、道が続いていそうな尾根筋を見ながら・・・。あまり急落している方へは行きたくない。そんな思いが働いてしまったようです。たどっている尾根が、いつのまにか、何となくこの前歩いた北尾根に似ていることに気づきます。徐々に「こりゃ、あの道に違いない」と思いはじめます。

 もし、そうだとしても、今日はもうエかろう。この雨じゃし、まわって帰ろう。「あれImgp9800でも、縦走路に出れば幸い」との一縷の望みは断ち切られて、例の林道への下り口に。まぁ仕方ない。今日はこれで引き上げよう。その代わり、どこで迷ったのか、原因を突き止めてやるぞ。そう思いながら、見覚えのある道を仏峠へ。

 この前と同じく、たどり着いた荒れ果てた「仏堂」には、顔のハッキリしない地蔵があります。ここで昼食。何しろ雨を遮ってくれるのは、ここしかない。無神論者ですが、人々の尊崇する対象には、一応の敬意。さて、ここから、迷走した分岐を探りつつ下りていきます。すると、それらしきものを、3箇所確認。

 ひとつ目かふたつ目が怪しいが、特定しがたい。ま、いずれにしてもとにかく、左Imgp9801側一本で行けば何とかなるんじゃ。けもの道に近いが・・・。しかし、本当のけもの道は、ここまで上って来たルートじゃった。下草が雨に濡れているので、その脇を通り抜けると服が濡れる。すでに作業手袋は泥まみれ。これりゃ、後で捨てよ。

 それにしても難儀な道じゃったんじゃの。改めて思うで。さほど歩いたわけでもないのに、右足拇指丘に痛みが・・・。若干の苦難を乗り越え、やがて下山林道に合流。もうすぐじゃ。まもなく、集落の民家脇へとたどり着きます。雨は小降りじゃが、いまだ止まず。それでも、川沿いに出て、中途半端じゃが「完歩祝い」。

 つづき:仏峠~久地冠山縦走失敗 ③

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