荒谷山 あさひが丘~長楽寺 ③
やがて、不動院の手前に下り立ちます。ちょっと寄り道。これから先は参道。ちょっと緩やかになるけど、摸木階段の段差は結構あるで。そして、カネつき堂から破暗石燈篭へ。「破暗」というのは、「啓蒙」と通ずるものがあるのかもしれんと思っていましたが、しかし、「暗」を破るといって、アジア侵略の標語になっていたかも。
しかし、燈篭の裏側を見ると、「大正8年」とあります。ひょっとしたら、大正デモクラシーの時期と関係あるのかななどと思いつつ下りていると、上ってくる男性に出会います。破暗燈篭のことをたずねると、「知らん」とのこと。何と十数年ぶりに、カネつき堂まで行ってみる気になったとということで、さようならば、知らずとも詮方あるまい。
後からネットで調べてみると、どうも、浄土真宗の教えからきた言葉。「無明の闇を破する」から来ているらしい。啓蒙思想とはちょっと違うで。まぁ、参道にあるということは、それが妥当か。じゃが、火山山頂にある「紀元2600年」石柱のようなものではなくて幸い。それからも、段差のある急な摸木階段が続き、膝に響きます。
やがて、下山口。不動院の説明板がありました。「覚円法師開基から約1105年にわたって、篤く信仰され」とあり、その開基がいつのことかわかりませんが、武田氏や毛利氏の「祈願所」になっていたとのこと。しばし交差点の多い道を下りて行きます、前回はよく迷わずに来れたものと思いつつ、長楽寺駅に到着。
:(了)
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