武田山・ガガラ山未踏ルート ③
少しばかりの艱難辛苦を乗り越え、ようやく武田山山頂にたどり着いたのは11時41分。予定どおり、ここで昼飯に。他に誰ひとりハイカーがいないのは、やっぱり、この暑さのせいでしょうか。それでも、木陰に入ると、そよ風が吹いて心地よし。少し靄っている遠景を眺めたりしながら20分余り、ゆっくり休みます。
さてと、後半コースに出発するか。ロングコースの縦走路です。急坂を下って、吹き通しへ。そして、ガガラ山へ上り、山頂から北へと下りていきますが、いつもの下山道分岐を折れずに、尾根をまっすぐ行ってみることにします。その先、墓地があって途中に下り分岐があるのは、先日確認済み。
さぁ、問題はその先。地図にも、ルートは記されていません。「まぁ、墓地があるんじゃけぇ、おそらく大丈夫じゃろ」という予想はたがわず、道が続いていました。しかし、尾根の右側に回ったりするので、少し不安になりつつも。すぐに尾根正面に戻ります。落ち葉が溜まって、滑りそうな急勾配。そして、下草の茂ったところも若干。
そこを通り過ぎて、たどり着いたのは、何の表示もない荒れた下山口。ここは、言わば「非公式ルート」でしょうか。あまり頻繁には、人が歩いてはいないようです。すぐその先の曲り角あたりにあった自販機で、冷水のペットボトルを購入。あ~ぁ、冷たい。身体の芯から、生き返るような気持ちがします。
さてと、地図をチェックしながら、相田ルートへと戻ります。いつもの下山口を過ぎて、ずっと奥へ。これまで未踏の急坂道路を上って、武田山団地へと入ります。その南端からの道、砂防ダム工事完了後は、はじめて歩くきます。野球練習場のある以前の入口側から入ってみますが、その先はダム。
左端にあった歩幅の狭いモルタル階段を上ってみますが、その先はガードパイプで閉ざされています。どうみても道らしきものはなさそう。どうすべや。右端にも同じような造りになっているように見えますが、確かめようにも、ダムの上を通ることはできそうにありません。そこで、いったん下りて、右側へ。
どうにも道のようなものは、ないがのぅ。右の尾根の向こうには別の砂防ダム。困ったことになったのぅ。こうなったら、例の臨時尾根道を行ってみるか。案内表示は撤去されているようじゃが、歩けんことはなかろぅ。などと思いつつ彷徨。ダム左側に近づいてみると、ガードパイプが閉じてないように見えます。
さっそく、同じように縦幅の短い階段を上ってみると、奥へ下りる摸木階段を発見。このルートじゃ。歩いたことあるで。ちょっとヤブっぽいけど、大丈夫。薄暗い林の中を通って、吹き通しに到達。ここで、長ズボンを短パンに履き替えます。あ~涼し。下山にかかります。後は安楽、下る一方。
そして、途中、別の砂防ダム工事のガードマンと天気の話を交わしたりしながら、古市橋駅に到着したのは、14時17分。予定した時刻より、けっこう早かったぜぉ。後は、マイバイシクルで・・・。今日はマダニにも食われず、嗚呼、幸せじゃった。
:(了)
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