花茎山~安駄山縦走 ②
右に折れて川沿いに至る道は、何処なり。地図と照らし合わせて、おそらくここじゃろと進んでみます。道の曲り具合からして、大丈夫。踏み切りと県道を渡って、三篠川の土手道へ上がります。こころ安らぐ情景。上流の段差をチェックして、橋を渡ります。ところが、その先は、いきなり野生的な山道。
すぐに林の中。踏み跡をたどって、何とか林道に交差します。さてとこの先、はっきりしませんが、踏み跡らしきものが続いている尾根筋をたどることに。それにしても、テープなどの案内が、まったく見当たりません。踏み跡のようなものだけが頼り。それでも、何とかトラバース山道と交差。
「これは!」と、右を選んでみましたが、どうも下りています。「違うぜぉ」と戻ることに。そして今度は、左方へ行ってみますが、これも下がっています。どうも違うで。分岐点に戻って、さて、どうするか。仕方ない、高いところをめざそう。どうみても道はありそうにはありませんが、斜面を上ることに。
ま、下草は少ないので何とかなりそう。上りついた先が、634.2ピークじゃったらエエのにのぅと思いつつも、じゃが、そんなに甘くはなかろうと自らを戒めます。汗びっしょりになりながら、先にある空間に希望を見出しつつ、上ってみると稜線。左右に道がありました。たぶん、右がピークへの道。
そして、左が本来たどるべきルートじゃったんか。ここから634.2ピークまでが、期待に反して長い。相当な距離。しかも、斜面を上るのに勝るとも劣らぬような難儀さ。それにしても、あまりに暑い。こりゃ、今日は無理せず、途中で切り上げるか。しかし、引き返すもの難儀。まぁ、鳥井原分岐で判断しよ。
634.2ピーク、花茎山に着いたのが、11時58分。予定していた中間点じゃないけど、ここでメシじゃ。いつもどおり朝メシは早かったんじゃから、エかろう。ヒノキ林に響くヒグラシの声を聞きながら、オムスビを食べます。気温24.4℃、湿度72%で、まぁ心地よし。ゆっくり休みました、とはいっても14分。
さて、安駄山をめざします。次のコブまで急坂、急登じゃったが、何とかこなす。そして、しばらく緩やかな稜線ルート。ところが、「前安駄」のテープ表示のある608ピークあたりから、にわかにヤブっぽくなってきます。倒木もあったりして、ルートがハッキリしない。そして、深い鞍部に落ち込みます。
そしてさらに、まるで斜面上りのような急坂。だいたいこのコース、まともな案内テープもない。どこじゃったか覚えとらんが、大きなイノシシが、吠えながら前を横切ったり。野性そのもの。いつか牛田山で出会った、「山が公園化されて、面白うのうなった」と嘆いていたハイカーよ。ここに来んさい。
つづき:花茎山~安駄山縦走 ③
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