篁山・竹林寺 ④
結局、短いけど斜面下りのような踏み跡をたどって、林道へ下り立ちます。さて、いったいどこに下りたんじゃろか。林道の曲り具合では判断できんのぉ。しばし、案じていると、折りよく、右方向から男性ハイカー。「いま、山頂をまわって、ここへ下りてきたところ」と伝え、「展望所はどこですか」とたずねてみます。
ところが、こちらは駐車場を想定して質問したにもかかわらず、彼がいま歩いてきた方向を指して、「神社から鐘撞堂へ上ったところ」、さらに「山頂三角点があるあたり」にあると、どうもこちらの思いと、チグハグなやり取りに。標高が「532mとか何とか」と曖昧。多分、あの山頂表示らしき看板があったところのことじゃろ。
鐘撞堂あたりが展望所じゃったんか
じゃが、あそこには三角点はなかったで。それに、地形図の標高表記のある場所とは違う。そう思いましたが、こちらは新参者、ここで彼の言うことを否定してみても詮方ない。一応そのとおりに、右手に行ってみると、すぐに先ほど歩いた山門の坂道に。やっぱり、違うで。直ちに引き返します。じゃが、あそこから展望があったんか・・・。
そして、しばらく歩くと展望広場と東側「登山道」との分岐。「やっぱり、こっちじゃ」と、あと0.1㎞という展望広場へと向います。しかし、「展望」とは言っても、ベンチの上から河内の谷の一部が見えるだけ。ま、ここで昼食をとることに。11時35分~47分までの12分間、オムスビを食べます。
さて、これから下山して、河内駅発13時16分の便に間に合うかどうか。場合によっては46分の便でもエエ。そう思いつつ出発。分岐に戻って、未舗装林道のように幅広い山道を下りていきます。やがて、林道交差点に五つ目の道として交差。その先、地形図では山道を示す点線になっています。
しかし、それらしき入口に足を踏み入れてみると、どうもヤブっぽい。道らしきものも見当たらないので、早々に諦めて林道を下っていくことに。ときおり竹林寺と河内駅の距離表示があるので、歩いているテンポが分かります。そして、再び林道交差があるはずと思いつつ歩いていたら、何やら構造物。
よく見たら、林道橋。「なるほどそういうことか」と、その下を通ります。もう少しすれば、谷道があるはずと思いつつ歩きますが、右の沢には滝状態になっている砂防ダムなどがあり、とても山道はありそうにない。しかし、しばらく下りていくと、例の距離表示とともに、下山道の入口。そこから幅のあるユル坂が。
つづき:篁山・竹林寺 ⑤
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