篁山・竹林寺 ③
その急坂の左には、ひょっとしたら三角点へ直通しているかもしれないトラバース道。まぁ、ここはいったん、本丸へ行ってみよう。尾根に乗り上げると、井戸の跡。柵で囲まれています。のぞきこんで見ると、水はありませんが、底までは数メートル。何となく怖さを感じつつ、先へと進みます。
尾根先に到達すると、山道は右に曲りだします。それに少し、ヤブっぽくなってきました。結局、ぐるっと回って、元のところへ戻ってしまいました。何じゃこれは?。これでは、仕方ない。ならば、分岐のトラバース道を進んでみるか。そういうことで、トライしてみます。ところが、これもその先はヤブ。
空間のようなものが見えぬこともありませんが、三角点マニアではないので、引きかえすことにします。往復で13分。元の道を竹林寺へ向います。まもなく山門の下に到着。階段を上って、昔、ここからの風景写真が海のように見えたことを思い出て、ふり返ります。たぶん、それには、気温と湿度のマッチが必要か。
篁山山頂への道は難路
山門を入って、池などを眺めます。さて、ここから篁山山頂へは、どう行ったらいいのでしょうか。境内の西側を探ってみますが、どうも山道らしきものは、見当たりません。結局、西側をグルッと回って、祈祷所のある尾根を上ってみることに。すると、その奥に「篁山」という篆刻のような表示板。ここが山頂じゃろか。
しかし、地図に示されている山頂とは位置が違うような・・・。その左に広い山道のようなものがありますが、これは下へ向っているようです。「どうすべや」と案じていると、その表示板の左奥にテープ発見。ちょっとヤブっぽそうだけど、テーピングされているので、何とか進むことができます。
やがて、ピークじゃろかと思わせるコブ。じゃが、山頂表示がない。そこでさらに東へと向ってみます。次のコブ。三角点を探してみますが、見当たりません。待てよ。地図をよく確認してみると、三角点があることにはなっていないではないか。そう言うことか。根拠のない、思い込みだったようです。
しかし、よく見ると、細木の幹にテープが三本巻き。これが山頂表示に違いない。とりあえずひと息ついて、東回りで林道へ下りることにします。道らしきものはありますが、すっかりテーピングは途絶えてしまいます。わずかに1本だけ、黄テープがありましたが、それだけ。もはや引き返すのも何だ。
とにかく、東から南へと稜線をたどって行きます。竹藪にはタケノコが生えていますが、今はそれよりも、まともなルートに出ることが急がれます。やがて、道は左斜面へと下りていきます。待てよ、右にはルートはなかったじゃろか。若干戻って探してみますが、その先にはヤブが続いていました。あれしかないか。
つづき: 篁山・竹林寺 ④
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